このページは、学級通信2年D組『枇杷林檎びわりんご』です。 |
枇杷林檎 210号 2001年3月9日(金)
これは7日(水)授業後に書いたものです。
卒業式 太郎左エ門
明日は卒業式だ。あんな長時間、じっと座っていられるか心配だ。今、通し練習をしたが、かなり腰にこたえた。あともう2つ心配なのは、母の式辞と僕の式辞だ。親子そろってなんて耐えきれない。きっと、この千鳥丘中の歴史に残るであろう。みんな真剣! 沢田祐ノ介
今日は2時間目の放課から卒業式の練習があった。最初はみんなしゃべってヤル気がなさそうだったが、3年生が入場すると、みんな静かになって顔がマジになっていった。それを見たオレは「これはしっかりやらないといけないな。」と思った。だけど、結構きつかった。また、午後から練習がある。しっかりやろう。卒業式の練習 ピース
今日の練習は、練習なのに感動した。歌詞の一言×2に感動した。
本番は、もっといい式にしてみせるゾ!!なんで・・・ に じ
なんで卒業式の練習があるときに、ルーベン先生の授業があんの?ワケわかんない。も〜〜〜# 卒業式がいやなわけじゃないけど、わざわざルーベン先生の授業とダブらせなくても・・・。今日のこと 今川君
今日の3時間目、代表の人がいなくなっていた。なんか人がいないような気分だ。
練習に行きたくないけど、卒業式には出たいと思う。
『出てェ〜〜〜なぁ〜〜〜。』うらやましいと思う。さっきまで スマイリーきくち
さっきまで卒業式の練習で、まわりに誰もいなくってさみしかった(泣)。後ろ向いてもも誰もいなくてさみしーね。あーもぅすぐで、色々とおわりになっちゃうんだね。このシーズン、なんかさー悲しいよーーね。はぁーあー3 月 さとうゆきこ
明日は卒業式。きっと、おろらく、いろんな人が泣くだろうな。
留別式 福地孝宏
厳粛な留別式だった。本当に「中学生がつくりあげた式」なのかと思った。多くの人が感動して泣いた。衝撃的な体験だった。しかし、立派な時間だったからこそ、少し冷静になってふりかえると、「彼らにとって、中学でやり残した事がいっぱいあるんじゃないか」と思った。「しまった。もっと早くから、真面目な空気の中で学習したかった。」「毎日の、教室での授業を楽しく、みんなんで笑って、みんなで悩んで、みんなで叱れられたかった。」と後悔しているのではないかと思った。しかし、後悔しても始まらないので、次のように考えるべきだと思う。あの留別式は自分だけじゃなく、千鳥の1、2、3年生と先生、すべての人にとって初めてだった。「卒業式」以上と思われる緊迫した時間。感動の共有。卒業してから先、いろいろ辛いことがあるだろうけど、どんな環境(高校、家庭、社会など)に進んでも、あの「留別式」は忘れはしない。自分は1人じゃない。他人に見えたって、冷たく見えたって、あんなにたくさんに友達と先輩と後輩と先生と「1つ」になれたんだ。ビワリンゴ メダカの先生
ビワリンゴはすごい。昨日、3年生の廊下を通ったら、いきなりBigビワリンゴが貼ってあった。あのビワリンゴが、こんなにBigになってしまうなんて・・・。わたしたちのビワリンゴが3年生のたくさんの人に読んでもらえるなんて、うれしい。もしかしたら、このままどんどん規模が大きくなって学校全体 →市内 →県内 →全国 →全世界の人達に読んでもらえるようになるかも。ピースさんへ 王 者
ピースさんの作文を読んだけど、実はぼくも花粉症です。本当にピースさんの言うとおり花粉症は厳しいです。鼻水は出るし、目がかゆくなるし、もう最悪です。みんなも花粉症に気を付けましょう。!!私って・・・一体 新井多佳美
今日の枇杷林檎209号に208号のことが載っていた。「この作文は、今まで1番イイ。」と先生が言っていたが、載っていた私の作文って卒業式と全然関係ない。あほ作文じゃん・・・。最後に 俺
俺は皆から、いろんな大切なことを学んだ気がする。2年になってから、人を信じることを、とくに学んだ。あとは愛がすばらしい。2年生になってからカップルがたくさん生まれるのを見た。あれはすばらしい。人が恋をするというのはイイことだ。恋という字は、心が変になるから恋と書くのだと思う。最後に皆に言おう!ありがとう。卓 球 ピンポン君
スマッシュが決まった時のあのうれしさは、やってみないとわかない。「決まった・・・。」てかんじで自分によっちゃうよ(笑)。でも、だれかに気づいてもらわないと何かうれしさも半減。でも、K先生に気づいてもらって、うれしさ倍増よ。止まらない 加納良枝
最近、私は放課になるとたいてい小説を読むよーなった。う〜ん、本っておもしろくって止められないんだよねー。ま、あれもこれもって結構何冊も読むから、読み終わるのが少し遅くなってきたんだよな。早く返さねーと。朝 学 松田隆幸
今日の朝学は点数がよかった。日頃やっているマイペースの結果が少しずつ現われてきたと思う。もっと伸ばすことができる。できるかぎり伸ばせばいいなと思った。つかのま 吉岡二三代
「作文を書くより、詩を書く方が好き。」と私が言ったら、「うーん、詩人と言うよりムジンだね。」と君は言った。『無人』という文字が浮かんだので、寂しいなぁ、と思って聞き返したら『夢人』だった。しばしの間、うっとり夢見心地でいた。「夢見る人・夢追う人・現実離れしている人・地に足がつかない人・・・」喜びははかなく消えた。ないものねだり 吉岡二三代
先日、2人の友人から、同じ日に私のことを「表裏がない」と言われた。それって、ただの単純ってことだ。そう言われるのが嫌だから、いつも厚めのベールをかぶってカバーしていたつもりなのに、いつの間にか脱がされていた。私の理想は、一見、何を考えているかわからないような奥深い人。推理小説だって単純明解なものより、複雑な方が読みごたえがあって面白い。人間だって同じことが言えると思うから。さよなら 吉岡二三代
明日は3年生が卒業する
出会いがあれば、別れがある
この世に永遠なんてないんだから
涙だけは決して見せたくない
精一杯、我慢する
泣いたって 時は待ってくれないし
泣いたって 戻れるものでもない
涙をぐっとこらえて「さよなら」だけ言おう
そして、2週間後の君たちにも「さよなら」だけ言うよ
「さよなら」だけ
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