このページは、学級通信2年D組『枇杷林檎びわりんご』です。

 枇杷林檎 216号      2001年3月14日(水)
 相良先生を暴あばく            謎のTT
 ・ いつも同じジャージを着ている (よっぽど愛着があるのかな?)
 ・ 千鳥で一番若い先生である。 (それゆえに、ちどりっ子にとっては兄貴的存在で、
                  よき相談相手である。But、ちどりっ子のよくこき使われる。)

 ・ ちょっとしたことでカッとなり、ちどりっ子と戯たわむれる
       (よく止めにはいったもんだ。)
 ・ ちどりっ子が、本当に好きである。(それゆえに、卒業式では涙ボロボロ、鼻水タラタラ。)
 こんな相良先生が私は大好きだ。

                   215号と216号は13日(火)授業後に書いたものです。

 大 事                   千鳥生
 あのね・・・ヒミツの話なんだケド、枇杷林檎に書いたら世界中に広がっちゃうね・・・相良先生、彼女1人いるらしいよーー。
 相良先生へ→ 本当ですか?大事にして下さい。

 えっ、なぜ?                太郎左エ門
 昨日、委員長会が終わり部活へ行った。すると、もう終わって片づけをしていた。その時、いつものようにK君をはじめ、いろんな子が遊んでいた。いつもなら、顧問のK先生は激怒するが、昨日は違っていた。とても優しく美しい笑顔でさわやかだった。なんかいいことでもあったのかなぁ〜?

 もの忘れ                  加納良枝
 今朝、学校の近くに行くまで、千鳥の生徒と会わなかった。その時、(今日は4時間なだけで、休みじゃなよな。)と少し心配してしまった。最近、(つーか前から)もの忘れけっこう激しいからなあ。しっかりしろ私、、〜!!

 ある本について               モグラサングラス
 つい最近、ある本を読んだ。この本はベストセラーらしい。内容は大人が読む本なのに、絵本みたいなかんじで、ネズミとか小人とかが出てくる。この本の紹介みたいなところに、「この本を読んで、自分が変わった」とか、「新しいことを始めて、それが成功した」とか、いろいろ良いことが書いてあった。はじめ、わたしは「こんなの本当なのかなぁ」とか思っていたけど、今考えたら本当だ。自分も、そうなりそうだから。

 鎮魂歌〜新たなる神話〜           山川奈美子
 今から300年前、魔物「ヒカゲ」によって支配されていたティル星は、少女「栄華」の封印によって救われた。だが、魔物は時をえて復活した。栄華の血をひく者「エル」は、「ライ」とともに4つの神器を集め、再び魔物を封印するための旅に出た。
 四天王との戦い。仲間との出会いと別れ、そして、死。希望と絶望、すべての思いが交わるなか、今、新しい神話が幕をあけた・・・。←私の書いている小説のストーリーです。

 おやじ                   さと→ゆきこ
 吉岡先生の作文を
 見て思った。
 私も、父がキライ。
 でも、いつかは、先生のように、
 しゃべったり できるかな。
 好きになれんのかな→。
 って思った。
           。。。。。。。。。

 明日は・・・                そらいろ
 明日はホワイトデー。でも、お父さん以外、きっとだれからももらえない。だって、バレンタインンのとき、お父さん以外にだれにもあげてないから・・・。サミシー。

 ホワイトデーのこと             もてもて男
 明日はホワイトデーだよっ!!!ホワイトデーって、バレンタインより元気(←?)じゃないけど、なんでだろー(泣)。男ばっかりチョコもらって、ズッこい〜〜〜(泣)。あー、男になりたかった・・・(笑)。

 強い春風                  春を愛する人
 今日の風はたぶん春風だ。だから、明日は春になる。やっと暖かくなるんだ。うれしい。だけど、ただの強い北風かもしれない。それだったら空しい・・・。強い春風が通り過ぎれば、あたたかな春が訪れる。

 考えたことPart4            ぎゃくたい事件
 ぎゃくたい事件が最近ふえている。3歳ぐらいの子供が親にけっとばされて死んじゃった。かわいそうだなー。どうして子供を親が殺すのだろう。ぼくには考えられん。

 梅 酒                   腰山忠司 
 昨日の夜、突然兄ちゃんから(梅酒)を飲めと言われたので、一応飲んだ。そしたら、兄ちゃんがこう言った。「今から飲まんと、お前、いろんな酒飲まれんくなるぞ。」僕はドキッとした。僕はコップ1杯分を一気に飲んだ。兄ちゃんは「俺も中2から飲んでいろんな酒を飲めれるようになったんだ。」と言って、僕はまたドキッとした。僕はまた、梅酒を何杯も何杯も飲んだ。そしたら、顔がポーッと赤くなって異がムカムカしてきた。合計4杯飲んだ。それは、今日の朝まで続いた。


 人生を変えたもの              吉岡二三代
 平成元年の7月下旬、私は県のがんセンターのベットに横たわって平和公園を見下ろしていた。がんの除去手術をするためだ。その前年の夏の定期検診で影があるといわれた。「まさか、私がそんなことあるはずがない。」その後、病院には行かなかった。けれど、病院からの再三の電話に重い腰を上げ、冬休みに受診した。今度は細胞の一部をとっての検査だった。結果は『陽』と出た。

 医者は1月からの入院をしきりに勧めた。しかし、その時3年生の1人担任で、これから38人の書類を書かなければならないのに、休めるはずがないと思った。首をたてに振らない私に医師は、「休みづらいなら、僕が学校に電話します。」と言った。「冗談じゃない。そんなことしてほしくない。死ねと言われるより怖い。」と言って断わった。医師はこのままの状態では死に至ると力説したが、「自分の思うように生きる」と言い残し、その病院を去った。そして、人づてにがんセンターを紹介され、受診した。その時、私の条件を医師に伝えた。「手術は夏休みまで待ってほしい。」と。私の決意の固さを知ったのか、「1ケ月に1回の検診を受けること」を約束して了解を得た。

 入院前は、海外旅行にでも行くような気分で、新品のパジャマやら下着やら枕やら旅行カバンにぎっしりと詰めた。初めの1週間はいろいろな検査が待っていたが、毎日が読書タイムで天から休暇を与えてもらったように思えた。他の人は、手術の2〜3前から眠れないため睡眠薬を飲むそうだが、7月31日手術の前日でも、私は1回も飲まずに熟睡した。

 手術当日の朝、ストレッチャーに乗せられて手術室へ。病院の広いこと広いこと。幾度も幾度も自動ドアーの部屋を通り抜けて、やっとたどりついたという感じだった。手術室は教室よりずっと広く、ブルーのタイルで四方をはりめぐらせれていた。手術台に乗せられると、上から直径20cmほどの黒いゴム管が降りてきて、まっ白な煙を私の口元にファーファーとはきかけてきた。「これが全身痲酔だな。」と思っていると、だんだん看護婦の声が遠のいていった。それから頭の中でカランカランという音がして、何かがグルグル回っているような気分の悪い夢を見た。

 医師が看護婦に手術に要した時間を尋ねている時、意識が回復した。病室に戻ると、折しも、矢田川の河川敷では花火大会がにぎやかに繰り広げられていた。花火見物はベットの上からの特等席だった。

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