home人が人を教えて育てる・教育taka先生書いた自然に関する本実践 ビジュアル教科書シリーズ『生物学』

実践 ビジュアル教科書シリーズ
中学理科の 地 学

159ページ B5版 フルカラー 誠文堂新光社

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 この本は、読み物としてしっかり構成されています。中学を卒業した方は、昔を思い出しながら「物理学という学問」入門書として楽しんでださい。中学生の方は、HP『中学校理科の授業記録』と合わせてご覧ください。授業で何を学習しているのかわからないときに役立ちます。物理学のどの位置を、何のために学んでいるのかを明確にできます。


本の内容紹介
 私の本の巻頭「はじめに」目次印刷原稿の一部をご紹介をさせて頂きます。

1 はじめに 
 星、雲、石を見たとき、それらを名前で呼んでみたいと思いませんか。アンタレス、花崗かこう岩、積乱雲など生命活動をしていない自然の事物も、生物と同じように多種多様な美しさと驚きと感動を秘め、あなたに見つけられるのを待っています。

 地学は地球に関する学問で、人類にとって最も古い自然科学の1つ、天文学を含みます。それは自然を理解したい、美しさの謎を解き明かしたいという知的好奇心から始まりました。この本は初めに宇宙を探ります。第1章は宇宙の始まりやいろいろな天体そのものを、第2章は天体の動きを2つの視点『天動説』と『地動説』から調べます。

 次に視点を地球に移します。第3章は地球の誕生とその内部構造、マグマや火成岩を調べます。第4章は形を失った地表の岩石が水中で再び岩石になること、第5章はプレートテクトニクスや地震など、今も動きつづける大地を調べます。

 第6章は地球の大気現象です。人類の生活に密着した大気現象は、水がもっている特別な性質と太陽エネルギーによって大部分を説明できます。地球全体から身近な気象へ展開します。

 この本は以上6つの章で構成され、過去から未来へ、巨視マクロから微視ミクロへ、中心から表面へ調べるようにしました。それでは、ロマンと多様性に満ち、まるで生物のように進化し続ける宇宙、地球そのものを一緒に観察・観測していきましょう。


2 目 次
 中学生でも理解できる「学問としての天文学、および、地球科学」の入門書になることを目指しました。第1章と第2章は天文学、第3章から第6章までは地球科学を扱います。天文学は第1章から、地球科学は第3章から順に読みすすめることをお勧めしますが、興味あるところから読むことも可能です。

第1章 宇 宙
1 宇宙の始まり『ビッグバン』
2 宇宙を構成する天体
3 万有引力とブラックホール
4 銀河団
5 無数の星が集まった銀河
6 天の川銀河(銀河系)
7 宇宙の基本単位としての恒星
8 星が生まれてから死ぬまで
9 よく研究されている恒星『太陽』
10 太陽系の天体
11 太陽の惑星8個
12 いろいろな衛星 
13 天体写真に挑戦しよう!
第2章 天体の動き 
1 北極星と南十字星の観測
2 東西南北の星の動き
3 地球の自転を確かめる
4 地球の公転を証明する
5 日本で見える四季の星座
6 星は1日に365度 + 1度動く
7 全天88星座と黄道12星座
8 黄道12星座と星占い
9 太陽の1日の動き『日周運動』
10 太陽の1年の動きと南中高度
11 1番明るくなる惑星『金星』
12 本当に赤い火星の動き
13 月の満ち欠けを調べよう
14 潮の満ち引き
15 1日の定義
第3章 地 球 
1 原始地球
2 先カンブリア時代
3 生物が顕われた顕生代
4 いろいろな化石の観察
5 地球の内部構造
6 岩石と鉄の密度を測定しよう!
7 地殻の割れ目から吹き出すマグマ
8 マグマから結晶した鉱物
9 めずらしい鉱物としての宝石
10 火山噴出物の観察
11 マグマで決まる火山3種類
12 マグマからできた火成岩
13 火成岩をつくる造岩鉱物
14 偏光顕微鏡で見る火成岩
15 運動場の砂から宝石を探そう
第4章 地層と堆積岩 
1 浸食される大地、風化する岩石
2 泥、砂、礫
3 運搬と堆積のバランス
4 水底で生まれる地層
5 中学校の地盤調査『ボーリング』
6 地表に現れた大地の歴史『露頭』
7 泥岩・砂岩・礫岩
8 生物が堆積したチャート、石灰岩
9 火山噴出物が堆積した凝灰岩
10 いろいろな変成岩
11 生まれ変わる岩石
第5章 プレートの動きを地震 
1 完成したプレートテクトニクス
2 ウェゲナーの大陸移動説
3 現在の地球のプレート
4 大陸と海洋プレートの密度
5 地殻変動
6 隆起と沈降による海岸の形
7 大きな力による地層の変化
8 世界の震源地と地震
9 日本の震源地とプレート
10 地震の大きさ
11 地震のゆれ方
12 縦波と横波をつくろう!
13 初期微動継続時間を調べよう
14 地震のよる災害、防災
第6章 大気現象 
1 地球を包む大気
2 太陽による大気の大循環
3 大気圧を感じる実験
4 高気圧から低気圧へ吹く風
5 低気圧にして雲をつくる実験
6 露点を測定しよう
7 気温と飽和水蒸気量
8 手作り湿度計で測定しよう
9 雲10種類の観察
10 換気を暖気の衝突
11 寒冷前線と温暖前線
12 よく見かける温帯低気圧
13 日本の四季をつくる4つの気団
14 台風の一生を調べる
15 身近な気象観察
16 天気図を書こう
17 地球と共に生きよう

3 本の原稿紹介
 以下は、私が出版社に提出した本の原稿の一部です。写真は私が撮影したもの、図版は授業の学習プリントを書きおこしたものです。他のページもたくさんの写真と図版を使い、視覚的・感覚的に理解できるようにしました。是非手にとってご覧ください。


上:第5章 「地殻変動」と「隆起と沈降による海岸の形」の印刷原稿

4 この本の特性
 この本は『地球科学と天文学という2つの学問の入門書』として構成されてます。中学を卒業した方は、この本1册で2つの基礎的な復習ができると思います。中学生の方は、学習していない内容でも各章の初めから順に読むことができます。さらに、ホームページ『Mr.Taka 中学校理科の授業記録』と合わせてご覧いただければ、この本の魅力は膨らむことでしょう。

5 この本に込めた私の願い
 私の願いは、みなさんが自然の姿に感動することです。地学では、時間と空間のスケールを自在に扱えるようになることを目標の1つにしました。これは、第1章から第6章まで一貫しています。また、1つの事象を複数の視点から見ることにも重点をおきました。宇宙は2つの視点(地動説と天動説)、地球は縦断面と横断面(垂直面と平面図)から調べます。とくに、宇宙を調べる2つの視点は、主観と客観を学ぶことです。これは、科学の本質の1つである客観性を身につける最大のチャンスの1つである、といえるでしょう。

   

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