takaのメモ帳   2013年12月

Column:地震は予知できない


2013年12月30日(月)
3.30 起床
 3階談話室の室温8度C。ガスファンヒーターで暖めながら、同窓会関係の仕事や雑務をする。そして、二度寝。

8.00 二度起
 室温11度C。気づけば2013年は残すところ2日以内となり、takaのメモ帳は置き去りになっていた。今年7月25日に購入した中古ビルは年内オープンという目標を達成したような気もするが、2階ギャラリーは1度も利用されていない。電光看板の設置=他人への告知=オープン、という式が私内部にあったように思う。中古ビルを美術館にするにあたっての基本方針は「物じゃなくて人」。紙に書いて、目の前に貼ってある。達成率95%ぐらいかな、と思う。この方針を忘れるとつまらない空間になるから注意したい。となると「展示物じゃなくて作家と観客」、「ビルじゃなくて福地」ということになる。

6月〜12月の出来事

6 月
 7年前に購入したメインパソコンMacG5の調子が悪くなり、そして、動かなくなった。いくつかのデータを失い、使い慣れたソフトが使えなくなった。HP作成やアップロードができない状態になった。

7 月
 昨年購入したMacエアーで仕事再開。そして、ネットで美術館にするための物件を検索。御器所にまずまずの物件を見つけ、購入に踏み切った。破産管財人が管理する「差し押さえ物件」だったのでいろいろ調べ、現金をかき集めた。

8 月
 夏期休業を利用して、中古ビルの改修工事を行った。初めてのことが多かったけれど、 たくさんの人手を借りることができたことが良かった。第1回クロッキー会は8日後、年末までにクロッキー会を40回実施できたことは悪くない成果だと思う。

 手こずったのは電気関係だった。「電気を通してください。」「分かりました。でも、お金がかかりますよー」という説明で、基本料金3万円を請求されたときは驚愕を超えた。何も使わずとも年間36万円の計算になる。具体的な金額が示されない口頭の説明で、「あなたは契約者として契約を結んだ」と電力会社に言われたときは、一般常識との乖離に怒りを覚えた。「これでも以前より良くなったのですよ」と説明された時は、私はプロの教育者としての仕事をしなければいけないと思った。今は低電圧(200V)の契約を解除し、電灯(100V)だけで暮らしているが、この先は若干不透明である。

9月〜12月
 クロッキー会を行いながら、少しずつ整備を進めた。参加者の意見を聞くことが大切だと思ったからである。新規購入するものは極力抑え、会社にあった古いものを再利用するように心がけた。購入した物は、イーゼル、個人机などどうしても必要なものだけにした。

 ダンサー、演劇家、音楽家とも活動したいと思っていたので、チャンスを見つけてクロッキー会として開催した。しかし、違うジャンルのスペシャリストとの共演は一筋縄ではいかないことも分かった。私が明確な基本路線を示さなければいけないことは当たり前であるが、個性のぶつかり合いも多くなるので、ぴったり感を感じることは少なかった。これは個々の事例を詳細に分析する必要がある。それは私が本当にやりたいことの1つなので真剣に取り組みたい。

 音楽家とのセッションは2回行った。私はプロデューサーとして、会場コーディネーターとして現場で働いた。それは面白い活動で、自分がやってみたいことの1つだと感じた。

12 月
 電光看板がついたことは、自分にとって大きな出来事だった。クロッキーF美術館(福地ビル)の明示は、うれしい出来事だった。デザインは2週間ほど使って自分で行い、取り付けも自分で行った。電光にするか否かも、看板業者に看板を発注する直前まで迷っていた。

その他
 2013年の政治に関する出来事は陰鬱を極める。Aを頂点とする日本政府は、庶民や労働能力が低下した老人を直撃する消費税増税によって金を集め、特定秘密保護法を強行可決し、軍事関係予算を増やしている。血税によって戦争を企んでいる、と言われても否定できない現状だ。私は、Aの言動に戦争への狂気を感じる。狂気を強く感じる原因は、Aが戦争を直接体験していないこと、Aが「Aの具体的行為=戦争への準備」であることを認識していないこと、Aは以前、都合が悪くなったとき政権トップの座を説明なしで辞退した者であること。

 教育の分野では、「愛国心」を育てようと謳っている。これは戦争反対者に対して「愛国心が足りない」という言い訳になる。中学生に対しては、「君の愛国心はダメだ。通知表1。君の進路はない!」ということになる。これは、最悪で恐ろしい結末を意味する。若者は戦場へ行き、他国の若者と殺し合う。若者から未来を奪うためのかけ声は「愛国心」であることを、国民は学ぶべきである。そもそも、私は国という枠組みは独裁者によってつくられたものだと感じている。平和を謳ったジョンレノンの曲『イマジン』にある「国がない世界をイマジンしたまえ」というフレーズは、私の座右の銘の1つである。

 若者は、社会的な援助を受けて真剣に自身の心技体を磨くこと、国家より他人より親より自分を大切にすること、自分の心に正直になること、が大切だと思う。

 そもそも、これだけネットが発達してきているのだから、重要な政治決定の方法は大きく変わるべきだろう。最終決断をする最高責任者1人は必要だが、今の政党政治は終焉を迎えつつある。党員は人ではなく、員(ただの数)になりさがっている。国会における強行採決は異常事態であるが、この先、異常事態が常体になるだろう。すでに常軌を逸している。

 しかし、それを指摘できない日本国民がまだ半数いる。その原因として、次の(1)〜(7)が考えられる。
(1)政治が醜悪すぎて見たくない現状がある(私もその1人)
(2)義務教育の質を下げ、思考力が低下させている
(3)公共放送で国民をコントロールしている
(4)質が低いテレビ番組に夢中にさせられている
(5)毎日の生活より「金(株価)」が大切、と洗脳されている
(6)地震や津波などの自然災害をつかって不安をあおられている
(7)未来、という言葉を使い、足下をすくわれている

 次に、私が人でないなら、次のことをするだろう。
(1)政治家のトップになり、他の政治家を服従させる
(2)政治家の定員を増やし、権力基盤を大きくする
(3)機密を増やし、国民から見えないようにする
(4)秘密保護法をつくり、国民が政治を見たくないようにする
(5)政治家は責任を取らなくてもよい法律をつくる
(6)勤労を美徳とし、労働時間を増やす
(7)低所得者ほど負担が大きい税、消費税を上げる
(8)国家のために命を捧げることを美徳とする
(9)検定教科書を使って、子どもを教育する
(10)公共放送や報道を使って、国民をコントーロールする
(11)御用学者(政治家に都合がよい研究データ発表する大学教授)をもてなす
(12)社会全体を不安にするような情報をばらまく
(13)反目する国民を死刑にできる法律をつくる
(14)国外での自衛隊の活動を増やす
(15)国益や正義のために、自衛隊を使って戦争を行う
(16)徴兵し、一般国民を使って戦争を行う
(17)戦争に勝てば領土を増やし、負ければ他国のトップと密約する
(18)他国のトップとの密約を破る
(19)最後は原子力発電所や処理施設を爆破し、地球生物のDNAを破壊する

 政治に関することを書き始めると、いつも熱が入ってしまうが、これは現状の悲惨さを物語っている。私が政治家になるしかないのだろうか! 思うが、同じ思いをしている人はたくさんいると思う。

 


2013年12月31日(火)
 今日は紅白歌合戦を1時間半も観てしまいました。心に残ったのは、北島三郎の「まつり」です。彼は今年で紅白を引退するそうですが、理由は知りませんが、 内に秘めた力を感じました。直接外に出てくる力は弱いのですが、とても不思議な内なる力を感じました。私が出したことがない、未知の力です。とても素敵で魅惑的な力でした。その他の感想は、口パクは全然面白くないこと、ビデオで面白い人は生番組でつまらないこと、福山さんはギターが上手いこと、生で歌っている人は魅力があること、ビブラートやこぶしはかけすぎると飽きること、NHKはたくさんの金を使っていること、などです。

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