takaのメモ帳 2017年10月
2017年10月30日
もしも私が首相なら(その1) 民主主義を守るため、憲法を改正します!
私は首相として、首相の一存で衆議院を解散できないように憲法を改正します。最近の日本は、衆議院がよく解散します。その理由の1つとして、立派な首相がいないことが挙げられます。立派な首相とは、自分が不利になったとしても日本のために決断できる首相です。そのような人なら、4年の任期の途中で国民の信を問うために衆議院を解散させる必要はないでしょう。信念をもって決断する姿に、多くの国民は「任せよう」と思うはずです。
もう一度、日本の現状を振り返りましょう。政治不信です。投票率が低いのは、信頼できる政治家が少ないからです。本当に信頼できる政治家がいれば、その人のために投票所へ足を運ぶでしょう。しかし、多くの人は「投票すべき人がいない」、「誰に投票したらよいのかわからない」と嘆いています。立候補者が何をしているのかわらない、のです。政治家の仕事は、みんなのために働くことです。とくに大切なことは、自分の考えと違う人に対して、きちんと説明しながら行動することでしょう。
政治不信の最大の1つ原因は、首相判断による衆議院解散&総選挙だと思います。
もちろん、選挙目的がしっかりしているなら歓迎すべきものです。国民みんなが考え、選挙の必要性を感じ、自分の意思で1票を投じることができるなら大歓迎です。選挙前にいろいろな政党が考えをまとめ、選挙中にしっかりと考えを訴えることができるような選挙ならOKです。国民が自分の意思を託すことができる政党があるならOKです。少数派も自分の政策をみんなに訴えることができるなら良いでしょう。そして、国民全員がよく考えて投票し、死票がなく、ねじれのない結果になるなら、最終的(少数派の意見もしっかり聞いたあと)なら多数決にしたがうべきです。
しかし、現実は違います。首相自身が有利になること最優先し、戦略的に衆議院を解散させています。任期を全うすることなく、だまし打ちのように突然解散させます。その戦略が当たって大勝すれば『政治家として一流』と言われるようですが、よく考えてください。それ以前の問題を指摘してください。人としてはどうなのでしょう。勝っても負けても残念、としか言いようがないように思います。今の日本の政治は、そのような人が首相になってしまうほど、歪みが大きくなってきています。
さらにひどいことには、自分が不利になったタイミングで衆議院を解散させ、選挙で勝ち、再選される。それが今の日本の政治実態です。終戦後70年の中で成熟していった時期もありましたが、今は腐敗が進行しています。国民はもちろん不在です。
そこで憲法改正の必要が生じます。
党利党略(あるいは首相の私利)を目的にした衆議院解散は、憲法で禁止すべきです。解散権をもつ政党が有利になるような選挙は、民主主義を壊します。
民主国家としての日本を守るため、私は首相として憲法を改正し、首相の解散権を禁じるように指導していきます。これは強い権力と地位をもった私自身への戒めでもあります。
2017年10月30日
福地孝宏
(もしも私が首相なら その1)2017年10月31日(金)
もしも私が首相なら(その2) 憲法の基本三原則を守ります!
私は首相として、憲法の基本三原則である「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を守ります。国民主権を守るために必要なことの1つは、直接選挙をきちんと行うことです。事前に選挙の争点を示し、国民一人ひとりが自分の考えを実行してくれる人や政党を選ぶことができるようにします。これまでの反省については、前の声明をお読みください。
基本的人権の尊重を守るために、2017年6月15日に強行採決された共謀罪法を廃止します。この法律は十分な議論がなされていません。強行採決される前には、異例の「中間報告」という手法がとられました。これは審議の中心である委員会で話し合ったり採決をしたりすることなく、それを完全に飛ばして報告だけにしてしまうという手法です。一番重要な場所での話し合いをしていないのです。その後、多数派政党による数に任せた強行採決を行ったのですから、国連から人権侵害の疑いがあると指摘されたことは当然と言えるでしょう。私は首相として、共謀罪法をただちに廃止するように指導します。
平和主義を守るために、憲法前文と第9条に手を加えません。とくに、9条は「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」は規定しています。
日本は、1947年から現在まで戦争当事国になっていません。70年間、今の憲法が日本を守ってくれています。第2次世界大戦中は、敵国(アメリカ)が原子爆弾(広島と長崎に投下)、焼夷弾(しょういだん、燃えやすい日本家屋•民家に火をつけるためのもの)を落としましたが、その後70年間、爆弾は落とされていません。また、日本は他国へ爆弾を落としていません。
現在、世界情勢が大きく変わってきていることは認めますが、だからこそ、日本の平和を70年間守り続けてきた憲法を守るべきだと思います。慌てて改正することは危険です。北朝鮮がミサイルを飛ばしていることは危険ですが、どのように対応するべきか議論することが先です。現状のままで対応できるなら変えるべきではありません。
世界が慌てても、日本は平和憲法を誠意に示し、最後までどっしりと構えていましょう。日本の根幹は、日本の平和を守り続けている日本国憲法です。世界の国々がミサイルを打ち合っても、日本だけは打たない! そうした姿勢を日本だけでなく、世界に示しているからこそ、私は世界の至宝だと考えています。
また、自衛隊については憲法に記述する必要がない、と考えています。理由は2つあります。(1)現在、自衛隊は日本国民に広く受け入れられている、(2)国外ではジャパニーズアーミーとして認知されている、です。つまり、自衛隊は日本国内だけでなく海外でも十分に認知されているのですから、あえて9条が規定する「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を危うくしてまでも記述する必要がありません。さらに、自衛隊は毎年5兆円ほどの予算をもらっています。世界トップクラスです。それを使って専門教育と訓練を行っているプロ集団なので安心してください。最新鋭の装備もあります。いざとなれば日本がどうするか! 他国の人の立場で考えれば攻め込むことは、まずあり得ないと思います。
結論として、「軍隊を持っています」と憲法改正することは無意味であるだけでなく、危険です。他国をあおるようなことはするべきではありません。世界情勢が不安定になっているからこそ、日本はどっしりと構えるべきです。このタイミングで軍隊や武器を見せるのは愚かな行為です。私はミサイル挑発国と同レベルになることを望みません。
私は首相として、憲法前文や9条を書き換えたり追記したりしないように強く指導します。
2017年10月31日
福地孝宏
(もしも私が首相なら その2)
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