takaのメモ帳   2020年7月


2020年7月1日〜7月31日

7月6日(火)
 今日は道徳の時間に教科書にある『古びた目覚まし時計』を教材にして学習した。前日に一読したとき、末尾の「こころのベル」という表現がわかりにくいと感じたが、「中学時代の思い出と重ね合わせやすい、子供たちの実態に即したよい話だ」と思った。

親に起こされる中学生、はほぼいない
 授業で子供たちの実態を調査すると、朝、親に起こされている子どもの割合は約1割(4人)で、9割は自分で時計をセットして起きていることがわかった。その中でもスマホ利用率は3割だったから、私が想定していた「朝寝坊する子ども」や「親に起こされる子ども」はレアなのである。よくよく考えれば、不登校傾向にある子どもでも「登校したい日」は自分で起きる。親に頼って起きるような中学生は貴重になっている。

 別件で、教材は『先生だけが面白いもの』ではいけない。


 七夕にちなんで本物の竹を教室に置いた。それを見た子どもたちは喜んでだが、お願いを書くことはあまり好んでいないようだ。かくいう私も願い事を書かなかった。私は「他人に頼むこと」を好まない性格なのである。それを子どもたちに見透かされたのか、それとも本当に願い事がないのか欲がないのか、ま、そんな時代なのだろう。

7月16日(木)
 今日は猛暑日になる、と気象庁が予報した。私は短パン、半袖で出勤し、35度になる理科室での仕事が自殺行為にならないようにする。それでも体力は確実に削られるので、身体的リスクを負う。さらに、そのように考えなければいけない環境に行くこと、それ自体が精神的負担になっている。理科室に行きたくないという中学生が多いのは、単純に35度C以上になるからであることは、先日行った『挙手による調査』で明らかにした。このような環境が続くなら、理科室嫌いが理科嫌いになる。これはまぎれもない人災であり、被害者は子どもと教師&未来の日本である、と断言できる。

7月19日(日)
Go to クレージージャパン
 政府主導キャンペーンとはいうものの、クレイジージャパンというからには日本が狂っているということになるだろう。はっきり言って、私はクレイジージャパンは御免である。

 東京は最高警戒レベル、全国は感染者増加中というジャパン汚染状況において、キャンペーン方法の詳細が決まらないまま1.2兆円の予算を使おうとする理由は、ほぼ100%をお知り合いに分配することしか考えていないからであろう。頭を冷やして考えれば、このタイミング&方法での実施は医療崩壊、学校(教育)崩壊、クレイジージャパン実現につながることがわかる。

 クレージーはやめて、Go to クールジャパン! 

 行き先は、みんなで決めることができるはずだ。

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 観光地を救いたいなら、事業者が税務署に申告した書類を調べればよい。その金額や内容に応じて適正に現金を振り込めば良いだけの話だ。ほとんどの人は、税金を収めた口座を持っているはずだ。それなら簡単&スピーディー&安全、そして、公平。それで漏れるような事業者や個人があるなら、それは個別に対応すれば良いだけの話だ。

 これは、先日の一律10万円給付も同じだ。納税者の口座に10万円振り込めば終了! なぜそれができないのか、なぜしようとしなかったのか。 

 Go to で旅行できる人は「金銭的にゆとりがある人」だから、そのような人々に金を与える必要はない。現金を与えなければいけない人がいるとすれば、それは毎日の食費に困っている人、家賃に困っている人である。なぜ、「旅行できるような人」に金を与えるのかがわからない。なぜ、コロナの危険性を全国に広げるのかがわからない。

 この疑問に対する答えは、先日の一律10万円給付の不透明(灰色)部分から推測することができる。あの給付では、中間業者が莫大な手数料を搾取していた。中間業者はどのように選定され、いくら取得したのか。民間だからどうのこうの、ではない! どうのこうので法的におしまい! にしているから不透明(灰色)なのである。それでおしまいなら、明瞭にするための法を速やかに作る必要がある。

 今回の1.2兆円キンペーンも10%や20%の搾取ではすまないだろう。これは私の邪推であるが、少なくとも50%は不透明になる(ごく一部の個人口座に入る)だろう。これが邪推であるかどうかは、1.2兆円を使うことを決定した政府が詳細を示さない限り、永遠に不透明(灰色)のままとなる。

 税金が灰色。これが私の考えるクレイジージャパン、の一部である。この私見を否定するためには、前述したとおり、先におこなった一律10万円給付を決定した経緯、配布に使った(中間業者に払った)経費、配布した合計金額、などを明示しなければいけない。決定した経緯に関する書類を廃棄した、というなら最高責任者は辞職して責任をとるのが人としての筋であろう。人事を刷新して政治にあたらなければ、同じように不透明になる。言葉だけの謝罪は、もう飽きた。呆れるを超えて怒りに近い。

 資本主義、経済最優先、アベノミクスは劣化した、でおさまるレベルではないようだ。それでよかった時代もあったのかもしれない。しかし、今は違う。昔ではない。

 それら変わる新しい考え方を持たなければ、日本だけでなく人類全体が滅亡するのではないか、と私は強い危機感を抱いている。今回の新型ウィルスの出現は大惨事であることは間違いないが、人類に危機感を持たせた点において「幸へのポイント」になりうる可能性を持つ。この現実社会をどうするか、それは命ある者、コロナ禍に生き残り、いろいろな意見や手記を読み考えたり試行錯誤したりする者、すなわち、あなたや私の使命なのではないかと思う。

2020 7 23(木)
 昨年度末からのコロナに明け暮れた仕事生活から、ようやく休日をいただいた感覚。今日からの4連休はとても嬉しい。仕事からのストレスから解放された時間を過ごしたい。

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