このページは、カンボジア旅行記 2002冬 です |
バンテアイ・スレイ
Banteay Srei Temple
・ 意味は『女の砦』
・ シバァ神を本尊としたヒンデゥー教の寺院
・ それは東洋のビーナスと呼ばれている
・ 小さいながらも3重の城壁で守られている
第1城壁: 東西110メートル、南北95メートル
第2城壁: 東西42メートル、南北38メートル
第3城壁: 東西24メートル、南北24メートル
・ 赤い砂岩を使った彫刻が多い
・ 967年、2人の王様(イントラワラマン2世、ジェイアワールマン5世)によって建立された
・ 1924年、フランスの植民地時代に再発見された
(上:日本の神社のように一直線状に構造物がある)
朝の光は最高だった。早く奥へ行きたい気持ちを抑えて記念撮影。
振り返ると、たった今くぐってきた門から道ゆく人々が見える。
(上:小学校に通う少女)
下の写真は、石畳の突き当りにある神殿。この内部に「東洋のビーナス」と呼ばれ
る美しい彫刻があるそうだが、今はロープで囲まれていて見学できない。警備員の
おじさんが「5ドルで見せてやる」と言っているけど、払うわけありません。これ
で十分です。
(上:手前にはシバァ神の乗り物である牛がいる)
ここは小さいながらも、素晴らしい彫刻が多い。
(上:ビシュヌ神がその子供ラクシミーを抱いている)
つい最近、中心部分にロープが張られ立ち入り禁止になった。
『東洋のビーナス』も見学することが難しい。
これは後から聞いた話ですが
保存の中心になっている日本チームの方針らしい。
安全、正確、万全にやることは結構ですが、
カンボジアの風土には適していないと思います。
2003年にはアンコール遺跡群全体の権利が、
ベトナム政府から日本企業に移るそうだけれど、
全部ロープを張られてしまうのではないか心配です。
(上:遺跡保存のための基本調査)