このページは日本旅行記『東北地方』2003年7〜8月です。

  私の日記


  8月23日(土)
                            晴れ
  ==◎本日の日程======================
  午前: 
尾瀬沼の散策
  ・ 檜枝岐温泉(新潟県)
  ・ ミニ尾瀬公園(武田久吉メモリアルホール、白旗史朗尾瀬写真美術館)
  ・ 木賊温泉『共同浴場』(福島県館岩村)
  ・ たかつえスキー場『樽風呂』(福島県) 
  ・ 湯ノ花温泉『共同浴場・石湯』(福島県館岩村)
                      たかつえスキー場泊
  ==============================

  4.50 起床

    すぐに走りはじめる

    ===
    R352を南東へ
    奥只見シルバーラインを走る
    (このトンネルは、トンネル・ファンにお勧めの逸品です)
    (『折立』付近から入り、『銀山平』で出ました)
    ===

  トンネルは断続的に7、8km続きますが、安全と鑑賞のためゆっくり走行しましょう。
 
  (上:地下水が一面がから滲み出し、ノミ?で掘った跡が残っている。)
  冷たい岩盤を撫でてしまいたくなるトンネル・ファンの気持ちがよく分かります。
  ほんまかいな。

  
  (上:工事中のネオンサインも素敵でした。撮影データ:露光時間4秒)

  
  (上:途中で見かけた銀坑跡)
  佐渡では『金』の鉱山を見たし、ここでは『銀』の坑道が見れたし、近くの足尾では『銅』
  が見られるし、この辺りの鉱脈は凄い。

    ===
    さらに、R352を南東へ
    新潟県→ 福島県
    ===


  (上:福島県の川は明るく私を迎えてくれました。)
   

  7.30 尾瀬尾池ロッジ
  歌: 夏がくーれば思い出す・はるかな尾瀬・遠い空 
  だと思うけれど、確信がない。それほどいい加減な旅だけど、周囲の人に尋ねたら間違
  いない。ここが尾瀬だ。残念ながら、土曜日の今日は『自家用車は通行禁止』になので、
  専用シャトルバスに乗らなければならないけれど、1時間歩けばミズバショウらしい。
  6月初旬の花の季節は終わっていても、そのポイントに行きたい。
 
  8.00 シャトルバスに乗る
  ・ 御池(尾瀬尾池ロッジ) ←→ 沼山峠
  ・ 往復1060円
  → 
クリックすると尾瀬沼に出発です
  
  11.30 帰りのバスに乗る
  3時間で戻っていた原因は、サンダルで走り回ったからである。
  楽しくて走り回ってしまった。
  太陽と青空の眩しさを楽しめばいいのに、何で走っちゃったんだろう。

  さて、沼山峠からのシャトルバスで、退職されたばかりの男性2人女性3人グループと
  一緒になったが、そのうち男性1人が面白いことを言った。「あれっ、このバスは何処
  へ行くんだっけ。沼山峠だっけ。あっ、それは今乗ったところだった。グルッと廻った
  らボケちゃって分からんくなった。」彼は、その後もみんなを笑わせ続けたが、自分の
  年齢を使ったエスプリを利かすとは、ただ者ではない。他の男女は夫婦と思われるので、
  彼は2人の女性を相手にする魅力的なお方だった。

  12.30 檜枝岐温泉(新潟県)
  バスの運転手と紳士の会話から得た情報にしたがって、檜枝岐温泉に立ち寄った。他の
  場所にはボケに効く温泉もあるらしいが、ここは筋肉疲労に良いらしい。500円。
  
  (上:なるほど、まろやかな泉質で筋肉によく効いた)
  
  13.30 昼食
  これまた、エスプリおじさんとバスの運ちゃんから得た情報の店です。
  ・ やまびこ山荘
  ・ 1100円
  ・ 冷たいペットボトル『蔵王の水』を土産にもらう
 
  (上:『はっとう』、そば粉でつくった餅のような甘い菓子のようなもの)

 
  (上:腹がへっていたので、思わず食べてしまいました。それから撮影。)

  14.30 ミニ尾瀬公園
  ・ 『武田久吉メモリアルホール』と『白旗史朗尾瀬写真美術館』がある
  ・ 500円
  ・ 温泉(昼食場所)から2キロもどったところ
  ・ 白旗史朗は予想通り巨大な美しい写真だったけれど、武田久吉の活動には驚いた

  彼こそ、尾瀬沼を埋め立てようとする一部の民間人と官僚の企てから、尾瀬をすくった
  人物である。詳細は記述しないが、精悍な顔をした紳士である。私も、そんな人間にな
  りたい。


  (上:武田久吉の写真と、彼が愛用したカメラや顕微鏡など)

  15.30 木賊とくさ温泉『共同浴場』(福島県館岩村)
  ここは温泉愛好家の誰もが奨める、ちょう有名温泉です。なるほど、それに相応しい雰囲
  気を持っていました。大量のアブがいなければ、私も推薦します。管理人がいないので、
  入り口にある缶に、自分で200円を入れます。
 
  (上:渓流沿いに、混浴の温泉小屋が1つ。)

  ちょっと温度が高いので、外の川に入って身体を冷やしました。
  思いっきり冷たいので最高です。
  痺れます。

 
  (上:全裸で流されないように注意しましょう。)
   左上に写っているのが温泉小屋です。

  それから、木賊温泉で知り合った男性と一緒に、たかつえスキー場の草原にぽつんと
  あるという『樽風呂』を目指して出発。

    ===
    R352を西へ進むこと30分
    ===

    しかし、現場についてからの情報が乏しかった。
    地元では「個人のものだから」「今はないかもしれないし」など
    マイナス情報ばかりだったが、それでも話をつなぎ合わせて辿り着いた

  17.00 たかつえスキー場『樽風呂』(福島県)
  小さな小屋の前にタクシーが止まっているのでおかしいなあ、と思っていたら、それが現場
  だった。70を過ぎたと思われる老夫婦のものだった。話をきいてみること、ずっと以前か
  ら通っているらしく、しかも、近所に住んでいるらしい。そして、この樽風呂は『村』のも
  ので、数年前にも作り直したものらしい。なるほどね。情報は錯綜していた。

  さて、婦人が温泉を出るのを待っていたら、私たちの存在に気づかない小中学生の男子10
  数名が走り込み、全部脱いで、どぼん。先を越されてしまった。引率の男性に聞いてみると、
  彼らは、バレー強化合宿のため、ちょっと遠くからきたお客さんらしい。毎年来ているんだ
  って。


  (上:どうです、最高でしょう。)

  それから、どうしてもいかなけならない温泉があるので、来た道を戻る。

  18.00 湯ノ花温泉『共同浴場:石湯』(福島県館岩村)
  700万年前に発見されたというこの温泉には、現在、4つの共同浴場がある。その中でも
  1押しは、巨大な石が印象的な川沿いにある『石湯』。ちょっと分かりにくい場所にある
  が、町の案内板を見ても、誰に尋ねても大丈夫。男女混浴、200円。


  (上左:共同浴場は渓流に面している)
  (上右:浴場内の様子)

  ここには、2回入った。1回めに覗いたときは、70才の男性が1人で入っていて、
  私に「ここは最高の湯だから入りなさい、入りなさい。」と盛んに勧められるまま
  入った。下見のつもりだった私は「手ぶら」なので、最後にタオルまで貸してもら
  った。その途中、彼の奥さんが入ってきて、一緒に会話したり、背中を流しあう老
  夫婦の姿を眺めた。さらに別々に2人、女性が入って来た。ここは家族みたいなも
  のである。

  2回めに訪れた時は、もう暗くなっていたが、タオルとカメラを持参した。先に、
  2人の女性が入っていたが、いいですか、と声をかけ、返事を待たずにさっさと入
  った。さっきの感覚のままである。メガネ代わりにサングラスを掛けていたので慌
  てて外したが、不審人物に思われたかもしれない。反省。それから、外に出て川辺
  で写真を撮り、身体を温め、また外に出て女性が帰るのを待って浴室内の写真を撮
  った。とてもすばらしい共同浴場だった。

  20.00 夕食
  ・ コンビニで買ったもの
  ・ 詳細不明

  20.30 消灯
  ・ たかつえスキー場に戻る
  ・ 深夜にも訪問客があるので、ゆっくり眠れない
  ・ 場所の選択を失敗した

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