このページは『イラン旅行記 2004冬』 2004 dec -2005 jan です

私の日記
2004年12月31日(金)      快晴
                      
◎ シーラーズ市内散策==================
1 
アルゲ・キャリム・ハーン(キャリーム・ハーン城塞)
2 
ボグエイェ・シャー・チャラーグ(シャー・チャラーグ廟)
3 
マスジェデ・ジャーメ
4 エラム庭園
                          シーラーズ泊2
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7:10 起床
7:15 朝食
 昨夜、ろくなものを食べていなかった。

(上:豆が入った何か。カレーではない。ナンは折り目正しく引き裂けた。)

 食事中、朝倉さんが私を訪ねて来た。
 夜行バスでヤズドから到着したばかりだと言う。
 朝倉さんの宿探しに付き合ってから、自分の部屋で仕事。

10:30 シーラーズ市内散策
 ヤズドで知り合ったTAKAさんと偶然に再会し、一緒に出発。

(上:栄養が足りないのでキウイジュースを飲む。半分は氷水だった。3000リアル。極めて甘し。)

11:00 アルゲ・キャリム・ハーン(キャリーム・ハーン城塞)
 
下の画像をクリックして入場しましょう。

(上:街の中心に位置すると同時に、よく目立つ建物である。)

 ということで、見学お疲れさまでした。何だか良く分からないことばかりでしたが、街の中心にあることだしチェックしておかない訳にはいかないでしょう。さて、今日は金曜日なのでムスリムの金曜礼拝があります。ホテルのフロントで仕入れた情報によると、午後0時から1時間、ボグエイェ・シャー・チャラーグに最もたくさんの人が集まるらしい。礼拝が始まるまで30分足らずなので、寄り道をしないように行きましょう。


(上:ほとんどの店が閉っている割には、たくさんの人が歩いている。誰もが同じ場所を目指している。)



(上2枚:ノーファインダーで撮影させていただきました。)

11:45 ボグエイェ・シャー・チャラーグ
 
下の画像をクリックすると入場できます

(上:シーラーズで最も豪華な礼拝場です。必見です。)

 どうですか、迫力があったでしょ。私は人々の平和を口ずさみながらシャッターを押させて頂きました。また、霊廟に触れながら平和をくり返し唱えることは、本当に心安らかなる行為であり、祈りを捧げた後も平安な心が持続すると感じました。日本では経験することができない、素晴らしい体験をしました。

 それにしても金曜礼拝は特別なので、もっと沢山の人々が集まって行われるものだと思っていたので、少し予想を外してしまった。うーん、他の寺院を訪ねてみようかと思案していたところ、通りを挟んだ向い側に軍服を着た男が10人以上が集まっている。ライフル銃を持った軍人もいる。これはきっと何かあるに違いないと思い、目を合わせないようにしてゆっくり彼等の間を進んだ。行き着く先からは、コーランらしき声が聞こえるので、まさに此処が私の目的とする場所のようだ。がんばらなくては! 最終場面になって、私服の男にボディーチェックを受けた。私の防弾チョッキのように膨らんだ胸の中からデジカメが出てきたので、私服の男は私の乳場を拒んだが、私は何も分からない振りをして、ぱらぱら入場してくるムスリムの間、つまり、忙しさの合間を縫っては、彼に許可を何度も何度も求め、ついに、入場を許可された。もちろん、彼に心配をけかないように、彼から良く見える場所に座り、人々の礼拝を見学させて頂いた。1000人はいる。幕の向こう側は見えないけれど、同じ数の女性が参集していることだろう。ゆったりとしたリズムで立っては座り、座っては立ち、礼拝をくり返している。噂によると、礼拝の最後には、イランに敵対する国について論じた後、気勢を上げると聞いていたが、そのようなことはなかった。また、私も写真を撮る雰囲気ではないことを十二分に察知していた。

13:10 昼食
・ ハンバーガー 4000リアル
・ コーラ 2000リアル

(上:羊と豚の合い挽きだろうか。)

 適当に腹ごしらえをしてから、再び、先ほどの会場を訪れた。写真を1枚撮ったら、5、6人の軍服の男に囲まれた。とても危ない雰囲気だったので、本気で退散した。

(上:この1枚のお陰で、大変なことになったかも知れない。)

 さて、気分転換して、シーラーズの街を元気良く散策しよう。





13:30 マスジェデ・ジャーメ
・ 相当に荒れ果てているが、中央にある建築物は相当に古く雰囲気がある(写真下)


(上:マスジェデ・ジャーメの1つの門)

13:45 チャイ
 その傍で、観光客とは縁遠い雰囲気のチャイハネに入る。チャイを注文する。



(上:チャイを持ってきた青年が、ミネラルいっぱいの野菜を食え、と私に一束くれた。)

 ああ、シーラーズの観光名所は終わってしまった。まだ他にもあるけれど、興味を惹かないし・・・。そうだ! 街角でよく見かけるシーラーズの観光ポスターになっている『エラム庭園』に出かけよう!

 ↓
 ショハダー広場まで出る
 ↓
 地元の少年に助けてもらい、乗合いタクシーに乗る

14:30 エラム庭園
・ 最悪
・ 冬に行ってはなりませぬ
・ 地元民は3000リアルなのに、外国人は40000リアル
・ 何回も確認したけど間違いない
・ 立派な入場券を貰いました
・ 園内に見どころはほどんどなく、悔しいので蜜柑をモギッて食べました
・ 酸っぱー

(上:これが観光ポスターになるところ)


(上:この1枚の写真のために40000リアルも払うとは・・・外国人を舐めるなよ!)

 ↓
 乗合いタクシーで適当に走る
 ↓
 川を撮らなくちゃ!
 ↓
 適当な場所で降りる
 1000リアル



(上:シーラーズの街は小高い山に囲まれているみたい)




(上:黄色い板とか防砂ネットを撮影しているんだけれど、理解してもらえないだろうな。)




(上:別に理解してもらわなくても良いよ。全然イランと関係ないみたいだし。)



(上:何の看板かは、さっぱり分かりません。)

16:55 宿に戻る
 ↓
 シャワー
 ↓
 夕 寝

18:10 起床
 TAKAさんが私の部屋を訪ねて来た。彼が撮ったデジカメのデータを、CDRに焼いてあげた。時間はかかったけれど、成功したので嬉しい。なお、CDRは、彼が街で2000リアルで購入してきた。

19:20 タクシーと交渉
 明日のペルセポリス訪問のためのタクシーを自力でチャーターしようとするが失敗。1回目は、交渉中に英語が堪能なイラン人が助けてくれたけれど、運転手が怪しいのでダメ。2回目は、とてもイイ感じのイラン人運転手だったけれど、私達が提示した100000リアルに対して、10000000リアルを提示してきたのでさようなら。言葉の壁の厚さを思い知りました。交渉は言葉できなくてはできませぬ。言葉の話せぬ観光客は、全て他人の暖かい真心によって旅させて頂いております。合掌。


(上:映画館の前には、入場券を買うために行列ができていました。)

19:50 夕食
・ 鳥焼き 20000リアル
・ ペプシ 2000リアル
 鳥焼きは、とても美味しかったです。後悔無し。

(上:炭火で焼いた鶏が美味し〜い!)

20:50 宿に戻る
 そして仕事。/ 日本はもうすぐ新年を迎えるけれど、イランでは何事も起こらない。静かなる2004年の終わりである。2005年の幕開けもない。そんな新年も悪くない。自分もタイムレスである。

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翌0:30 消灯
 その前に、明けましておめでとうございます。

続きをどうぞ!

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