このページは『モロッコ旅行記 2007春』 2007 march -2007 april です。 |
私の日記
2007年3月26日(月) 肌寒い、雨
◎ 世界遺産『ヴォルビリス』==================
午前:ヴォルビリス遺跡の見学
13:40 メクネス(鉄道)→ 14:40頃 フェズ
午後:世界遺産『フェズのメディナ』散策
フェズ泊
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昨日のように「だらだら」することなく、ぱっと目覚めて調子が良い。また、昨夜買った「水」を一口飲むのがとても嬉しい。胃腸も活動を開始して、便通が良くなりそうだ。
<本日の予定>
1 午前6時頃に散策開始。
(その前に、パソコンとカメラのバッテリーの充電を頼む)
2 メクネスのメディナ散策。
3 午前中に、フェズへの移動を試みる。
(バス、グランタクシー、鉄道のいずれでも良いが、鉄道の1等席がベストだ)
4 フェズのホテルにチェックイン。
(ホテルのランクは★★以上とする)7:00 二度寝の後の起床
かなり良い時間に目覚めた。
上:朝食。焼き立てのパイ生地(?)にチーズ2個とバターを挟んでもらった。チーズ1個だけなら美味しかったと思うが、欲張りすぎて失敗した。カフェオレは全く問題ない。
上:それから、他の店で自家製ヨーグルトを頂いた。ヨーグルトを売っている店はいろいろあるが、店によって味は違う。私は「砂糖が入っていなかったら貰おう」と思っていたが、絶妙の味で、ご覧のところまで一気に食べてしまった。冷えていて、とても美味しい。腹ごしらえが済んだところで、世界遺産『ヴォルビリス遺跡』へ行く。
実は、昨夜、寝床に入るまで、この遺跡を忘れていた。もし、覚えていたなら、昨日のうちに訪問したことだろう。昨日歩いたムーレイ・イドリスから約5キロメートルの距離なのだ。日本からここまで来て、世界遺産を外すことはできないので、これからタクシーをチャーターしてもう1度同じ場所へ出かける。8:30 昨日と同じグランタクシー乗り場で、1台チャーターする。
・市内を走るプチタクシーは、郊外を走ることはできない(法による規制がある)。
・言い値は往復350ディナール。300まではすぐに下がるが、250からは難しい。私は片道200で決めたが、その値段で行きたいドライバーは決して多くない。タクシーは15台近く止まっていたが、手を挙げたドライバーは1人だけだった。
キャプション ヴォルビリス遺跡へGO! 11:15 メクネス着
メクネスに戻ると、メディナを撮影した。昨日からろくな写真を撮っていないので、30分ぐらい撮影しておきたい。
上:ホテル前の通り。正面奥に見える建物が私が宿泊したホテル。とくに目立った構造物ではない。この通りには安宿が4軒あり、その全てを回ってから決めた。安宿の中では最も設備が良かった。
上:ホテル前の大通りから、迷路のようなメディナに入る門の1つ。この門の名前は分からない。
上:私が何回もであった土産物売りの人(右)とメクネスの街の人々。
上:幼稚園の扉。
上:ヨーロッパからの観光客。===
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===40分ほどで撮影してから、プチタクシーで鉄道駅まで移動した(10ディナール)。
タクシーは何台もいるので、英語で20ディナールと言う運転手はやり過ごした。12:00 鉄道駅でチケット購入
フェズまでのチケットを買った。数時間でバスやグランタクシーでも行けるが、混乱を避ける優雅な手法(列車の1等コンパートメント)をとった。12:15 昼食
リッチなレストランも覗いてみたが、店内は暗く、客は誰1人としていない。そもそも観光シーズンから外れているので客が少ないところにもってきて、月曜日の昼だから誰もいなくて当然である。食材も土曜日からの残り物と考えて間違い無さそうである。という訳で、2件あった候補はいずれも失格で、結果として50mも離れていない場所にある、昨日のレストランに落ち着いた。
左上:昨日と同じレストラン。
右上:レストランのメニュー。
このレストランは入りやすいけれど、昼にビジネスマンがいるわけでもなく、がらーんとしていた。モロッコに昼から外食する習慣がないとすれば、いくつかあるレストランは、他の街から出張してきたビジネスマンや私のような観光客にために営業しているといえる。13:40 メクネス発
列車は窓際の席を取ることはできなかったが、そこそこの風景を左右の窓から楽しんだ。緩やかな起伏がある色とりどりの緑が絨毯のように敷き詰められたいた。私はらないうちに眠りこけ、目がさめると、緑の大地が白いセメントにとって変わり、低い塀が続く風景に変わっていた。もうすぐフェズの街に到着する。
上:鉄道駅にある時刻表。始めは読み取れなかったが、5分間ほど見つめていれば理解できる。路線が単純で本数も少ないので、簡単に分かるだろう。また、正確な時間で運行しており、誤差は1分以内と考えてよい。バスや飛行機と比較して、極めてストレスが少なく優雅に旅ができる。
上:私が乗ったメクネスからフェズへの列車。14:40 フェズ着
とても寒く感じるのは、自分が体調を落としているからだろう。意識することは少なかったが、ヴォルビリス遺跡ではしゃぎ過ぎたらしい。さて、フェズ鉄道駅の周りはフェンスに囲まれ、親しみを感じなかった。ここは新市街の北にあたるが、私が宿泊したい2つ星のホテルは、この周辺にしかないようなので、歩いて移動するしかない。タクシーも使えるが、30分程度の距離なら歩いて土地カンを掴みたいのだ。無駄と思われる広い空間でも歩いてみよう。
ぼつぼつ歩き始めると、雨が降ってきた。いや、雨ではなく雪かと思ったら、それは咲き終わった花、あるいは、花の種子(綿毛)だった。ゆっくり確認したいけれど、私にはそれだけの体力が残っていなかった。
上:今歩いてきた大通り(ハッサン2世通り)を振り返る。ベンチに座っているのは、ここの住民と思われる。
上:雨雲が左から右へ流れていく。あと7、8分歩けばメディナに入るが、その前に雨に降られるだろう。メディナに入る前に、雨が降り始めた。
傘をさす人はほどんいない。
皆無と言ってよい。
上:フェズ・ジェディド大通り。王宮と職人街の間にある通りで、人通りが多く、私が第1候補にしている安宿がある。
上:ジュルード門前の広場。私が候補にしていた宿は中庭があり、3ベッドで2方向に窓がある部屋を120ディナールにしてくれたが、小雨が降っていること、職人街まで徒歩5分あることから断ってしまった。天気が良ければ、ここにしていたと思う。それから、職人街まで歩き、込み入った路地に中にある安宿を数件回った。条件が悪くなり、料金も1.5倍に跳ね上がったが、私は職人街入り口の宿に決めた。
上:私の部屋。それなりの料金を払っているので、美しい部屋である。荷物を置き、街を歩いた。
フェズのメディナでは、モロッコで初めて「客引き」を鬱陶しいと感じた。これは若い男に声をかけらるからだろう。経験豊かな客引きなら、自分と私の力量を比較して、さっさと切り上げてくれるのだが、若い男は分からないらしい。いつまでも食下がってくるから嫌になる。まあ、これは日本社会においても同じであるが、、、
左上:夜食。挽肉を焼いてパンに挟んだもの。
右上:シシケバブ2本とポテトチップスとチキン。
上:別なレストランで食後のミントティーを飲みながらお仕事。
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