このページは『モロッコ旅行記 2007春』 2007 march -2007 april です。 |
私の日記
2007年3月28日(水) 雨
◎ 世界遺産『シャウエンのメディナ』散策============
午前:7:30 フェズ(大型バス)→ 12:00 シャウエン
午後:シャウエンのメディナ散策
シャウエン泊
==================================3:30 起床
いつも同じような時間に目がさめる。画像を取り込んだりしていると、コーランが始った。時計を見ると、昨日と同じ4時半だった。
左上:ホテル前。中央の人は、井戸の水を汲んでいる。
右上:穀物(クスクスなど)を売る人。
上2枚:ジュルード門を出たところにあるタクシースタンド。背景は、昨日登ったイスラム墓地。ここを右手に200mほど歩くとバスターミナルがある。7:15 バスターミナル着
ターミナル内にあるオフィスで、自分の切符を見せた。バスは予定通り出発するので、オフィスの前で待っているように言われた。時間は15分しかないが、食事をしてから用をたしたかった。
上:ターミナル内での朝食。スクランブルエッグ、2種類のクロワッサン、カフェオレを、5分間で平らげた。その後の行事も終了し、かなり満足した。7:35 バス出発
バスターミナルから乗り込んだのは、私1人だった。とても不思議だったが、市内をしばらく走ってから新市街のバスターミナルに入った。良く考えれば、メディナ(旧市街)ではなく、新市街から乗る人が多いのは当然だ。
上:バスのシートは最前列。次に出発したのは8時を少し回っていた。
早朝は太陽が出ていたが、走りはじめると小雨から雨に変わった。腕時計の気圧計を見ると、標高は500mから85mに下がっていた。おかしい! 理論的には標高は下がるはずなのに、、、しかも、このバスは山脈を超える予定なのに、、、。 ま、難しいことは気にしないで、そのうち大きな山を超えて、その向こうは暖かい街と太陽が待っていることを期待しよう。今は雨期なのかなあ。9:30頃 小休止
バスは国道沿いのとあるレストランに止まった。運転手のコーヒーブレイク、あるいは、朝食なのだろう。私もバスを降りてカフェオレを注文した。
上:国営バス(CTM)。モロッコのカフェは、いつどこで注文しても引き立てで美味しい。私は、ビールよりコーヒーの方が好きだからとても満足している。バスは15分ほどしてから出発した。私は最前列で眠った。時々目を開けると、緩やかな起伏の緑色の穀物畑が広がっていた。
暫くすると、ムーレイイドリスのように小さな丘を覆い尽くす白い家の集団が見えた。私はワクワクした。ガイドブックには、青い色の家と書いてあったが、ここがシャウエンの街かも知れない。
左上:とある街なかの風景。
右上:とある街のバスターミナル。向こうに見える家の集団は、この街の旧市街(メディナ)であろう。
上:バスターミナルの人々。
上:バスターミナルのレストラン。ここは目的地ではかった。残念な気もしたが、シャウエンはもっと素敵な街なんだと期待した。
上:とある街を後にした。それから1時間ほど走ったと思う。バスは、幹線道路から山側の道へ入った。標識にはシャウエンと書いてある。バスは急な坂を登り始めた。期待も膨らむけど、気温が下がり天気が悪くなるのは頂けない。
左上:バスの運転手。
右上:シャウエンの街。この写真では良く分からないが、家の壁がブルー。本当に青だった。12:00 シャウエン着
バスターミナルから旧市街まではタクシーを使った。同じバスに乗っていた旅行者(フランスから来た可愛い女の子)に声をかけ、便乗させてもらった。12:10 昼食
旧市街入り口にあるスタンドで食べた。この後、この店で荷物を預かってもらった。とても親切な店で、もうこれだけでシャウエンの街が好きになった。
上:挽肉、フライドポテト、生野菜のサンドウィッチ。オレンジジュース。写真の写りは良くないが美味。身軽になり、お腹も一杯になった私はシャウエンの旧市街に飛び込んだ。
当初の予定では、ここに3時間だけ滞在して、15:10のバスでティトゥアンに移動する予定だった。しかし、あまりに素晴らしいので宿泊することにした。まるで、中世ヨーロッパが未だに生きているようだった。生憎の小雨で写真は十分に撮れなかったが、ニワトリの脚を掴んで友だちと会話する小学2年生ぐらいの少女、異様に活気のある少年達と少女達の別々のグループ、三角帽子の被ったようなおじさんたち、何気ないパステルカラーの衣服、そのどれもが私の心に深く焼き付いている。
左上:シャウエン旧市街の一角。
右上:シャウエンで見つけた私の部屋。
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上:エスカルゴを食べる。これで5ディナール。エスカルゴ本体の他に、その煮汁が付いてくる。味付けスパイシー。19:15 レストランにて
シャウエンで一番の高級レストランに入った。決め手は、燃える暖炉。私は、その暖炉の横に座り、身体を燃やしながらパソコンで日記を書き、食事を楽しんだ。本当はラクダの肉とワインを注文したかったが、置いていなかった。このレストランにないなら、他でも期待できない。
味は可もなく不可もなく。今回は、暖かい空間で食事をすることが目標だったから、合格である。デザート、コカ・コーラにレモンを入れたもの順に美味しいかった。料理にはオリーブがたくさん使われているが、私はオリーブが好きなので全く問題ない。
上:レストランの螺旋階段21:00頃 消灯
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