このページは『モロッコ旅行記 2007春』 2007 march -2007 april です。 |
私の日記
2007年3月29日(木) くしゃみが出る寸前の晴れ
◎ 世界遺産『ティトゥアンのメディナ』============
12:00 シャウエン(大型バス)→ タンジェ
午前:ティトゥアンのメディナ散策
タンジェ(大型バス)→
タンジェ泊
==================================5:50 起床
今日はコーランで目が醒めた。ベッドの中で、空ろな頭で考えていることは日本でやり残した仕事や、これからの仕事に対する不安だ。旅の不安もあるけれど、日本での活動の方がはるかに厳しい。これは自分が責任を取れる範囲でないこと、自分だけの力ではできないこと、他人の力を必要としてることが原因である。私は自分でも知らないうちに、他人の領域を侵したり、他人の力を利用しているのだろう。甘い汁を吸おうとしているから、不安に思うのだ。もっとひた向きに奉仕し、他人のために働くようにしなければならない。その際、絶対に誤魔化してはいけないのは他人ではなく、自分である。「これは、あなたのためだ」という台詞を絶対に言ってはいけないし、心の中で唱えてもいけない。他人のことを決める権利を私は持たない。さて、昨日の写真をチェックしていると、それが昨日のことではないように思える。昨日はフェズにいたなんて信じられない。フェズでの記憶はもっと昔のように感じる。フェズは世界遺産だから、ということで頑張ってみたけれど、頑張るのは良くなかった。発見は少なく、時間を無駄にした感じがする。しかし、それでも私は後悔してない。何ごとも時間を使わなければ分からないのだ。空間をかえなければ分からないように、、、。また、明後日の朝はマラケシュにいると思うけれど、それまでに何が起こっているか想像できない。とてもたくさんの出来事が起こるように思うけれど、日本にいる時も同じようにたくさんの出来事に満ちている。ここでは初体験の連続に感じるけれど、日本においても質が違うだけで量は同じだ。自分にとってどちらが興味あるかと言えば、以前までは微妙だったが、最近は旅行における初体験の方が面白くなってきた。そろそろ活動の中心を変更する時期が来たのかも知れない。
6:24 雷のち雨
寒冷前線が通過した。雷がなって、大粒の雨が降ってきた。毛布を2枚かけているから寒くはないけれど、指の動きがとても悪い。冷たすぎるのだ。こんな調子で明晩、夜行列車の旅ができるのであろうか。体力を落として死んでしまうのではないかと心配だ。取りあえず薬を服用することも必要かも知れない。私が持っている全ての衣類を着込んでも無理である。
上:私の部屋の窓から見たシャウエンのメディナ。
上:私が宿泊したホテル。8:00 シャウエン発
バスの出発時刻は知らなかったが、朝8時ちょうどに出発した。乗客率70%で、私は中程の席に座った。
上:シャウエンからティトゥアンへ向かう風景。
上:ティトゥアン市内のガソリンスタンド(車窓から写す)。10:00 ティトゥアン着
新市街のほぼ中心あるバスターミナルに着いた。ターミナル内は薄暗く、エンジンをかけたままのバス10台が空気を悪くしている。これは、ティトゥアンの印象を大きく損ねた。このターミナルや周辺の雰囲気が良ければ、この街で1泊したことだろう。バスターミナル構内には荷物一時預かり所があったので、苦労することなく身軽になった。
・小さな荷物1個(4ディナール)
・午後8時半まで営業(要確認)
・料金後払い10:30 遅い朝食
上:時間を稼ぐため、ターミナル内の茶店でパンとカフェオレを注文した。
上:ティトゥアン新市街の目抜き通り『ムハンマド5世通り』を歩行者天国になっていた。
上:メディナ(旧市街)に入るための門の1つ『トゥット門』。
ティトゥアンのメディナへGO! 16時頃 ティトゥアン発
バスターミナルに戻り、荷物をピックアップ。18時頃 タンジェ着
タンジェのバスターミナルからは、プチタクシーを使って、ホテルに向かった。ホテルは、1888年にオープンした最高級ホテル『オテル・コンチネンタル』。とてもリッチに思うが、このホテルは老朽化しているので若者には人気がなく料金が安くなっている。しかし、立地条件は今でも最高級と言える。さて、空き部屋状況を尋ねると、海が見える部屋は満室。これでは意味がないので、私は、またまたメディア内の安宿になってしまった。お金はあるのに、、、19時頃 ホテルにチェックイン
20時頃 夕食
海の音が聞こえるレストランに入った。客は私1人だったが、とてもサービスが良く、ミントティーも料理もウエイターもオーナーも良かった。
上:ミントティー。
上:ミックスフライ定食。いろいろな魚が入っていて面白かった。
私は小エビをほとんど残したのでウェイターは何度も食べるように進めた。
上:私の部屋。寒い感じがするけれど、港町の温暖な空気が満ちている。
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