このページは旅行記『ギリシャ&アルバニア 2010夏 2010 AUG.3 - AUG. 24  です

4日目 2010年 8月 6日(金)
===メテオラの修道院巡り(1/2)========================
 8:21アテネ『メリッサ駅』(鉄道)→ 14:55メテオラの裾野にある『カランバカ』
メテオラの修道院を2つ見学
(1)ステファノス修道院
(2)トリアダ修道院
===========================カランバカ泊(1/1)=====

6:00 起床
 たくさん寝ました。7時間半、熟睡です。昨日も一昨日もたくさん歩き、疲れて胃が痛くなり、ビールで治まったくらいです。目覚めはオッケーですが、昨夜食べた生ニンニクの匂いが微妙に残っているのが頂けません。自分でも感じるくらいですから、他の人は大変なことになっているでしょう。今日は1日、あまり喋らないようにします。

6:30 朝食
 テラスへ行くと、先客が2つのテーブルにいました。そこでIさんに出会いました。彼は大阪で教師をされていたのですが、退職後いろいろな国を旅行されているそうです。彼はこれからメテオラへ行くので、ご一緒させて頂くことになりました。とは言うものの、このホテルから一緒に行動すると窮屈なので、メリッサ駅(アテネ)構内で自然に出会うことになるでしょう。

 部屋を出たのは7:30過ぎでしたが、地下鉄1本でメリッサ駅へ移動し、8時にはメテオラ行きのチケットを手にしていました。当日券の売り場窓口は2つあり、待ち時間は0でした。


上:アテネの地下鉄風景

右上:地下鉄改札口(シンタグマ)
右下:そのアップ。青い服の男性は、自分で自分の切符に改札時刻を刻印しています。私は3日間有効の切符なので素通りしました。有効期間は明日15:00までありますが、アテネはこれで最後なので、切符はこれでゴミ箱です。

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8:21 アテネ『メリッサ駅』発
 私が購入した切符(21.7ユーロ)は、Aクラス車両でした(Bクラスは14.6ユーロ)。まったくの偶然ですが、Iさんとおなじコンパートメントで、彼の座席は26番、私は24番です。座席番号から判断すると、私の方が早く購入した可能性がありますが、彼は私より10ユーロ高いチケットです。その理由は分かりませんが、彼は窓側、私は真ん中の座席です。

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左上:私とIさんのコンパートメント(4号車)。小さな部屋のようなコンパートメントは6人1部屋、向かい合うように2つの座席があります。ギリシャ人のカップル2組と同室になりました。私は彼らに窓際の席を替わってもらいましたが、密着したい彼らにとって好都合だったと思います。写真のように彼らは熟睡でした。また、列車の通路に何人かの客が立っていましたが、それは満席で座席がないからでしょう。私が購入したのは出発30分前ですから、ほんの僅かのことで大変な憂き目にあうところでした。
右上:Aクラスの車両にある『子どもの遊び部屋』


上:車窓から見たカランバカ近郊。なんだか、それらしい岩山が見えてきました。

13:55 メテオラの裾野にある『カランバカ』着
 カランバカの駅はとても小さなものでした。Iさんは予約してある街外れの宿へ向いましたが、私は駅前の宿に決めました。あまり歩きたくなかったのです。

14:10 ホテル『アストリア』にチェックイン
 40ユーロから交渉を始め、25ユーロにしてしまったからでしょう。小さな窓の3ベッド部屋をあてがわれ、「ベッドは1つしか使ってはいけない」と釘をさされました。エアコンと朝食はありませんが、外はとても暑いのにホテルの室内はひんやりしているので問題なし、と判断しました。ホテルはこの他にもチェックしましたが、大差ないので、鉄道駅前(徒歩50m)にあるここに決めました。


上:ホテル『アストリア』。鉄道駅正面を出て幹線道路を横切り、そのまま直進すると右手にあります。


上:私の部屋。

 荷物を置いてからすぐ、毎週金曜日に開かれる朝市へ行きましたが、すでに何もありせん。期待していたのでがっかりです。それからツーリスト・インフォメーションへ行って情報をもらいました。英語が上手く話せない女性でしたが、とても情熱的に説明するので、隣にいる女性に「息継ぎをして」と言われていました。とても親切なので、是非訪ねてください。

 それからパン屋さんでオリーブパンを買いました。とても美味しいので、味わいながらも一気に食べてしまいました。これは絶対に美味いです。死ぬ前にもう一度食べたい1品です。1ユーロか1.2ユーロだったと思います。そんなことをしながら、Iさんが来るのを待っていましたが、見えないので、1人でタクシーで『ステファノス修道院』へ移動しました。片道9ユーロです。ちょっと高いですが、観光客料金なので仕方ありません。これは後で出会った日本人女性からの情報ですが、彼女は、私と同じ鉄道に乗ってカランバカへ移動し(13:55着)、同日17:20の鉄道でアテネに帰るまでタクシー貸し切ったそうです。その料金は言い値60ユーロでしたが、40ユーロに値切ったそうです。まあ、彼女は可愛い女の子だから可能な適正料金でしょう。では、これから一緒にメテオラの修道院を見学しますが、私の行程は以下のように2日間使います。

メテオラ修道院巡りの私の行程

本日15:00から、片道タクシーでステファノス修道院へ
(1)ステファノス修道院
(2)トリアダ修道院
 ※ 2つの修道院間は、徒歩7分の距離
 ※ 帰り道は山の中をトレッキング(ゆっくり歩いて30分)
 ※ 『カランバカの街外れにあるビザンチン時代の教会』の見学

明日8:30から、バスでメガロ・メテオロン修道院へ
(3)メガロ・メテオロン修道院
(4)ヴァルラーム修道院
(5)ルサヌー修道院
(6)ニコラオス修道院
 ※ 4つの修道院間は、すべて徒歩で移動(7分〜30分)
 ※ 帰り道はタクシーの予定でしたが、徒歩+ヒッチハイク


上:初日の2つめに見学したトリアダ修道院を背景にして記念撮影。
 ※ この修道院巡りは別ページを用意しましたので、そちらをご覧下さい。

19:50 夕食
 Iさんと一緒に食べました。料理は美味しかったのですが、分け合って食べたのはサラダだけでした。
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左上:ギリシャのビール『ミソス』で乾杯。とても甘いです。
右上:羊の乳で作ったチーズが特徴の『ギリシャ・サラダ』と茄子をくり抜いてひき肉などを入れてチーズをのせて焼いたもの。

21:00 公園で夕涼み
 1人になり、とても幸せな気分で公園で遊ぶ人々を見ていました。遅い時間なのに、たくさんの子どもが遊んでいるから不思議です。この国は幼い時から夜遊びを覚えさせる習慣がありますが、それで良いのです。


上:午後9時の公園。同じような公園がいくつかあり、たくさんの子供達が大騒ぎしていました。


上:女の子と記念撮影。私のようなおじさんにもちょっかいをかけてきました。

22:00 消灯
 いつものように洗濯をしてから寝ました。素っ裸はちょっと寒く感じました。


続きをどうぞ!

私の日記 5日目

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