このページは旅行記『ギリシャ&アルバニア 2010夏 2010 AUG.3 - AUG. 24  です

14日目 2010年 8月 16日(月)
===オフリド湖畔の街『ポゴドレック』=====================
リン村散策
 8:30 リン(バス)→ 9:10 ポゴドレック
ポゴラデック散策
=========================ポゴドレック泊(1/1)=====

 夜、部屋のベランダから星を撮影ました。オフリド湖に面した北側が見えます。完全に真っ暗ではありませんが、今回の旅で一番条件が良いのではないかと思います。月はありません。天の川もうっすらと見えていました。


上:カシオペア座と北極星


上:北斗七星(大熊座)と北極星(小熊座)


上:オフリド湖と星
 向こうに見える夜景は、昨年訪問したマケドニア共和国です。左側は『ストゥルガ』、右側は『オフリド(複合遺産)昨年の別ページへジャンプ』です。

7:00 起床
 激しいバスのエンジン音で目が覚めました。急いで外に出ると、故障中だと思っていたバスのエンジンを直している人がいます。ポゴドレックに行きますか、と尋ねると、8:30発ということなので、そのバスに乗って行くことにしました。もちろん言葉は通じないので、時間は窓ガラスに書いてもらいました。その時、ヒツジを連れて牧場?へいく人がいたので、私は急いで部屋へ戻り、カメラと小銭を持って来ました。他にも家畜を連れ出す人がいるでしょうし、帰り道に朝食のフルーツを買おうと思ったからです。

 以下の写真は、リン村の朝のスナップです。牛やロバを連れた人が出てきたので、後をついていきました。とっても、わくわくして沢山の写真を撮ってしまいました。


上:牛飼いのおじさんと黒い服をきたおばさんの挨拶


上:牛飼いおじさんの出発


上:振り向くと、別な牛飼いおばさんの登場。手にもっている棒がオシャレでした


上:牛だけが先に歩いて行く


上:おじさんは棒をもって牛を追う


上:オフリド湖畔。湖畔まで300m 足らずの距離です。昨日歩いた反対側は、牧草や畑に適さない急斜面の岬です。


上:湖の水を飲む牛。ゴミがたくさん落ちているので残念でした。


上:牛を置いて、おじさんは先へ行ってしまいました。牛もおじさんも目的地は一緒なので、とくに問題はないと思いますが、いつまでも牛が来ないのでおじさんが戻ってきました。私も「おらおら」と牛を追いましたが、要領を得ていませんでした。


上:振り返ると、持ち主不明の牛が歩いてきました。そして、私を追いこして行きました。


上:3匹のロバを連れた3人組。近くの畑へ行くのでしょう。


上:先ほどのおばさんがロバを連れて歩いてきました。


上:牧草地や畑へ向うリン村の人々。このまま彼らの後を追っていきたかったのですが、ここで見送ることにしました。バイバーイ!

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上:何の花かなあ?

左:リン村のおばあちゃん
 まったく言葉は通じませんでしたが、おばあちゃんも私も全力で話し合いました。情熱的な大声で、凄まじい迫力でした。最後は、両手でがっしりと握手しあって終りました。今回の旅行のベストショットかな、と思っています。あ、それから2人で写真を撮りたいとお願いしましたが、かたくなに断られてしまいました。とても立派な女性だと思いました。


上:本日の朝食。時間がなくなったので、さくさくっと頂きました。洋梨3個、リンゴ2種類。

8:30 リン発
 バスは満員、通路まで一杯です。村じゅう揃って水浴に行くのでしょう。と、思っていたのですが、ぱらぱらと途中下車するので、よく分からなくなりました。親戚の家に泊まりに行くのでしょうか。買い物? 通勤? さっぱり分かりませんでした。写真下の乗客のスタイルから推測してみてください。


上:始発から満員の市バス。出発30分前は誰もいませんでした。

 目的地『ポゴドレック』まで、わずか40分のドライブでしたが、湖岸を走る快適な道路でした。お勧めです。ただし、午前中は逆光になるので、午後のドライブはより快適でしょう。

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上2枚:バスの車窓からのポゴドレックの風景


上:同上
 アルバニアの国旗が気になりました。

9:10 ポゴドレック着
 街に入ると、バスの乗客は思い思いの場所で降りていきました。私は最後まで乗っていましたが、結果として、幹線道路のほぼ真ん中で降りたようです。にぎわっている幹線道路は1kmぐらいでした。


上:私が降りたところ
 両替所の看板がありました。ここは隣国ギリシャとマケドニアの国境なので、両替えする必要があるのです。ここポゴドレックの街は、活気に満ちていましたが、昨日訪問した街『エルバサン』の違うのは、街角にたくさんの両替商が立っているも要因でしょう。札束を手にして男が何人もいました(写真下)。彼らが違法なのかどうかはわかりません。彼らと両替をしても数%程度良くなるぐらいのことですから、私は彼らと話をしませんでした。マケドニアやギリシャからたくさんの観光客の両替で生計が立てられるなら、アルバニアは急成長するでしょう。


上:幹線道路に立つ両替人
 この写真に写っている5人の男性は、すべて両替えを目的としている人だと思います。合法かどうか分からないので画像を一部修正しました。私にも声をかけてきましたが、これほどたくさんの人がいるということは、合法のような気がします。私は5分ほど立っていましたが、何人かが両替えしたようです。


上:ポゴドレックの街

 それからホテルを探しましたが、バスが走っている通りには1軒もありませんでした。湖岸に向うと、良い感じのホテルを見つけましたが、ぱっとしないテラス付きで25ユーロなので、辞めました。隣のホテルはもっと立派ですが、今は満室なので11:00にもう1度来ることにしました。レストランでエスプレッソを頼むこともできるのですが、昨日からお腹の調子が悪いので、公園でパソコンを開き、日記を書きました。とても快適でした。それから、偶然見つけたツーリストインフォメーションの扉を叩きましたが、1時間近くたったも誰も来ないので、完全にサボっているのでしょう。その隣のレストランのテーブルで蒸留酒『ラキ』を飲んでいた男性が私に声をかけました。私がギリシャの『カストリア』へ行きたいと告げると、国境まので行き方を丁寧に教えてくれました。3人の男性が一緒に飲んでいたのですが、その誰もが説明したくて、私は皆の説明を聞かなければならず大変でした。ここからバスで30kmほど走り、そこから乗り合いタクシーを使って国境の街『』へ行くそうです。料金はそれぞれ200レック、所要時間は2時間ぐらいです。ただ、彼らは私に『ラキ』を勧めるほど十分に酔っぱらっていていたので、情報のいくつかを再確認する必要があるでしょう。ほど良い時間になり、私は先ほどのホテルへ向いました。この街で一番大きなホテルでしょう。湖に面した大きなバー、レストランがあります。

11:00 ホテル『エンケレナ』にチェックイン
 部屋は最上階7階ですが、湖に面してはいません。湖に面したスィートは5000レックだからです。私の3000レックの部屋からは半分だけ湖が見えます。それで十分です。新婚さんも多そうなので、私はスィートを泊まる身分ではありません。掃除はできていまんでしたが、荷物を置いて散歩へ出かけました。また、値下げ交渉もしませんでした。ただ、ユーロで払うと25ユーロになるので多少損することになるので、現地通貨レックで払うことにしました。


上:私のホテル(左)


上:私の部屋


上:ホテルの最上階(6階)からの景色(画像をクリックすると拡大します)

 それからカメラを持って散歩へ出かけました。


上:オフリド湖畔

右2枚:男同士で集って、将棋のようなゲームをしていました。

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 湖畔ではいくつかの写真を撮りましたが、盗撮しているような気分になるので、本格的には撮影しません。途中で、たくさんの子ども達と話をしましたが、彼らは自分の名前を漢字で書いて欲しいと言って、自分の腕を出しました。私は持っていたボールペンで書きましたが、次から次に子どもが来るので、困りました。10人は書いたと思います。もしかしたら、そのまま入墨してしまうかもしれないので、できるだけ意味がよい漢字を選んで丁寧に書いたのですが、人肌にボールペンで書くのは難しいものです。インクがすぐに出なくなるので本当に時間がかかりました。それから、彼らと一緒にサッカーゲームをしたのは良い思い出です。おごってもらいました。それから一緒に記念写真を撮り、彼らのe-mailアドレスを教えてもらいました。写真を送ろうと思います。

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 お腹が減ったのですが、それより胃腸の調子が悪いので、部屋に戻るとシャワーを浴び、寝てしまいました。

14:30 遅い昼食
 食欲はなくても、胃がからっぽなので、何かを入れようと思い外に出ました。ファーストフード店で決まりです。150レックと50レック。


上:本日の昼食
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 部屋に戻ると、クラビットを飲み、ほとんど何もしないまま寝ました。生水が怖いので、水1.5リットル(60レック)を買いました。

夕方 ちょっと散歩
 カメラを持って、ちょっこと散歩しました。レストランで何かを食べようと思いましたが、結局、スーパーマーケットで買った『コーンのお菓子』2袋になりました。でも、意外に美味しく満足しました。

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 この部屋は西日が強く当たるので、夕方から熱くなります。シャワーを浴びてすぐは眠れましたが、外は少なくとも3種類の音楽と太鼓を打ち鳴らして歩く2人の男の音で上手く眠れませんでした。ベランダに毛布を出したら、ようやく身体が冷えて来て眠れました。今回の旅で一番寝苦しい夜でした。


続きをどうぞ!

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