このページは、中2地学/takaの授業記録2001 です |
基本操作 等圧線(平面図と断面図)
2001 2 28(水)
習熟度が高いなぁと思ったら、社会科で等高線を学習したばかりだった。
(上:本日の問題です)問題:上の図はいろいろな場所で測定した気圧を表わしています。これに等圧線を書き込みなさい。
授業の流れ
風が吹く原理 → 等圧線を書く(平面図) → 平面図から断面図を書く 1 風が吹く原理
周りより、気圧が高いところを高気圧、低いところを低気圧という。
風は、水と同じように、高いところから低いところに吹く。
標準気圧は1013hPa(ヘクト・パスカル)2 等圧線を書く(平面図)
<方法と留意点>
・ 2つの点をフリーハンドで結び、その中間点を求める
・ 几帳面な生徒が書けなくなるので、定規は使わない
・ 同じ数値の点を、なだらかな曲線で結ぶ
・ 実際には点が2つしかないので、黒板を参考して書かせる
・ 同様の説明を3回くり返す(1回でわからなかった生徒も、くりかえされた説明で自力でわかるようになる)
・ 最後の3つは各自で書かせる
・ 教師は机間巡視する
・ できた生徒には挙手させる<生徒の様子>
机間巡視をしながら個別に点検する。そして、学級の1/3(12人)が合格したら、それらの生徒に席を立たせ、できない友達の指導に当たらせた。できない子も、自分で助けを求めたりして、盛り上がっていた。
問 題
下図はいろいろな場所で測定した気圧を表わしています。これに等圧線を書き込みなさい。ただし、等圧線は4hPa毎に記入すること。また、できる人は2hPa毎の等圧線を破線を加えなさい。等圧線の書き方
1 1000hPaの等圧線が記入されていることに着目する
2 次の等圧線となる1004hPaの地点を探す
3 1002hPaと1006hPaの中間に1004hPaの地点をつくる4 1004hPaの地点をなめらかな曲線で結ぶ
5 1004hPaの等圧線の出来上がり6 1008hPaの地点を探す
7 1006hPaと1012hPaの中間に1008hPaの地点をつくる
8 1008hPaの地点をなめらかな曲線で結ぶ9 同様にして、1012hPaと1016hPaの等圧線を書く 10 さらに細かくする場合は、破線で2hPaごとに書く。 11 できあがり 2 平面図から断面図を書く
→ 1で書いた平面図を使うと効果的です。
→ 2003年度の実践実習2 等圧線がよくまとまっているので参考にして下さい。<方法と留意点>
1 地面に家と自分を書かせる
2 家の真上にある※ポイントから定規で垂線を引かせる。
(※平面図の等圧線と直線ABの交点)
・ 今回は、定規を使わないとくちゃくちゃになる
3 垂線と等圧線(断面図の縦軸)の交点に『点』をうつ
・ 黒板では色チョークを使うが、生徒には鉛筆で書かせること。色鉛筆や色ボールペンなどを使うと、失敗した時に訂正できなくなるからだ。
4 同様の作業を7、8回くり返して説明する
5 その後、机間巡視する<私の感想>
平面図に書いた矢印を断面図に書かせると視点が変わって新鮮だ。
授業を終えて
「低気圧や高気圧の中心ではどのような風が吹いているの?」という質問に対しては、「台風の目のようなものです。」と答えておけば、ほとんどの生徒が納得する。もう少し、詳しい説明は、2003年度の実践実習2 等圧線を御覧下さい。
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