このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録:生物学 3年(2001年度)です |
観察4 種子植物の受精(花粉)
2001 7 4(水)「花粉がついている花を持って来なさい。」
「花屋の花でも、通学途中の雑草でも良い。」
試料となる花粉は生徒に持参させる。
(上:花粉管が伸びて来たような気がするけれど、本年度の実践は自信がない)
<授業について>
当初予定では、種子植物の受精を説明して間に『花粉管が伸びる様子』を観察させようとしたが、今回は失敗するクラスが続出。詳しい説明に変更したクラスもある。それにしても、悔しい。『種子植物の受精』の説明だけでは満足できない。今まさに伸びゆく花粉管が見たい。
1 種子植物とは
・ 種子によってふえる植物
・ 花が咲く植物
・ ♂、♀がある
(生徒は、この記号知らない)
・ 種子植物は、次の2つに分類される
1 被子植物(胚珠が子房に包まれている)
2 裸子植物(胚珠がむきだし)
2 種子植物の受精
1 花粉が柱頭につく(受粉)
2 花粉管が伸びて、卵子に到達する
→ 教科書は卵細胞となっているが、授業では動物の「卵子」と対応させるために「卵子」とした
3 ♂の核と♀の核が合体する(受精)
4 受精卵が細胞分裂して、胚(赤ちゃん)になる
3 花粉管が伸びる様子の観察
観察するための花粉は、次のような手順にしたがって授業の始めに準備しておくこと。いくつかの条件がそろうと花粉の発芽が始まる。ただし、専門外のmr. takaは今回失敗した。すまん。花粉を発芽させる方法
花粉が雌しべの柱頭についた場合と同じような状況をつくればよい
1 砂糖水溶液をつくる
2 スライドガラスの上に、砂糖水溶液を1滴たらす
3 水溶液の上に花粉を載せる
4 カバーガラスをかける
5 適当な時間をおいて、顕微鏡で観察する
6 再び顕微鏡で観察する
◎ 花粉、花粉管に関する画像資料
クリックすると拡大します
(上:やくから飛び出す花粉)
(上:柱頭についた花粉)メ モ
1 砂糖水溶液は、数時間経過すると空気中の細菌が繁殖するのですぐに作り直したほうがよい
2 花粉管は、30分経過したころから伸びはじめるものが多い
3 いろいろな花粉を持ってこさせる(ホウセンカの仲間が良いみたい)
◎ Aさんの学習プリント
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◎ Tさんの学習プリント
授業を終えて
花粉管が伸びなかったので、期待した分だけ盛り下がった。次回は絶対にリベンジする。
テスト返却2 |
観察5 いろいろな種子 |
(C) 2001-2005 Fukuchi Takahiro