このページは中学校2年理科『地学』/takaの授業記録2003です |
観測2 気温と湿度の関係
2003 4 25(金)
2003 4 28(月)
本時のねらい
1 2つの縦軸をもつグラフを書かせる
2 「晴れ」と「曇り」日の、気温と湿度の関係をまとめる
3 自由研究として、継続的に計測・グラフ化させる
(上:2年生の廊下に設置されたオーガスト乾湿計とアネロイド気圧計)
・ 窓に貼られた黄色い紙は『乾湿表』、薄緑は『オーガスト乾湿計の使い方』
・ 机は危険防止、および、記録するためのもの
・ その上の紙には『自由研究の注意点』1999年度の授業記録『観測2気温と湿度の関係』も参考にして下さい。
<授業の流れ>
1 晴の日の関係
教科書や理科便覧にある記録を使ってグラフ化したいが、ない。仕方ないので1999年度
の教科書で使用していたデータをもとに、私が適当な数値を提示した。
1 縦軸(気温): 5mm/度C
2 横軸(時刻): 10mm/時
3 気温のグラフを書く
4 縦軸(湿度): 1mm/%
5 湿度のグラフを書く
(上:Aさんの学習プリント)
・ 気温の軸とグラフ、湿度の軸とグラフの色を同じにすると良いが、Aさんの記録では
色が異なっている。
・ 各時間の記録を結ぶ線は、「全ての点を通らないように、かつ、全ての点の平均にな
るように」と指導したが、ほとんどの生徒はAさんのような折れ線グラフのように各点
を通過させてしまった。
2 雨の日の関係
・ 教科書にあるデータをグラフ化する
・ なぜか雨のデータだけ掲載されている
3 本時のまとめ
◎ 生徒の学習プリント
<評価基準>
1 自然事象への関心・意欲・態度
A 2ヶ月間、気温と湿度の関係を記録することができる(自由研究)
B グラフを丁寧に書くことができる
2 科学的な思考
A 気温が上がると湿度が下がる理由を、飽和水蒸気量の変化から説明することができる
3 実験・観察の技能・表現
B 2つの縦軸(気温と湿度)を持つグラフを書くことができる
4 自然事象についての知識・理解
B 晴の日は、気温と湿度の変化が激しいことを理解できる
B 雨の日は、気温も湿度もほとんど変化しないことを理解できる
B 気温が上がると湿度が下がることを、それらのグラフから読み取ることができる
授業を終えて
グラフを書く作業は楽しいと思うのだが、なにぶん教科書などに基本的な資料がないのが厳しい。
教師が準備しているようでは、先生の言いなりになっているようで嘘臭い。
(上:放課毎に記録をとるD君)
実際は、たくさんの生徒が集まるので気温が上昇してしまう予想外の問題が発生している。
予算の関係で2つ購入することが精一杯だったが、この基本的なオーガスト乾湿計は各教
室に設置したいところである。生徒の興味関心が薄れることを待つしかない現状である。
逆境に負けるな名古屋市立名南中学校2年生とMR. taka!
1999年度の授業記録『観測2気温と湿度の関係』も参考にして下さい。
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気温と飽和水蒸気量