HomeMr.Taka 中学校理科の授業記録1年(2016年度)

呼吸とは、生物(生命)とは

     2016 6 15(水)、16(木)、17(金)、20(月)
     理科室、教室

はじめに
 今日で1年生物分野『植物』の授業が終わります。そこで『生物とは何か』、みんなで1時間考えることにしました。テストの得点とは直結しませんが、学習塾ではできない生きた授業、生徒主体の授業、対話授業を楽しみたいと思います。また、多様な生徒が集まる公立中学校ならではの寛容な態度で、ユニークな考えを受け入れる姿勢も学びたいと思います。

 さて、私は『生物(生命)の定義』について強い関心を持っています。生物と生命はもちろん違いますが、中学生レベルでできるだけ深く考えさせることが大切です。それは自然を相手にする理科という教科にとどまることなく、『生物と物質』『自然と人間』『生命の尊厳』など、人類の基礎になるものだと思うからです。

 私は1年『植物』、2年『動物』、3年『細胞・遺伝』の各学年において、このテーマを取り上げます。同じテーマでも生徒から出てくる意見は成長・進化を止めることがないので、あっというまの1時間になることがよくあります。

 1年の指導例は別ページ『実験18:植物の呼吸2年(2012年)』をご覧ください。本ページは図1〜図9の紹介だけです。


本時の紹介


図1:A組、なぜ呼吸しているか(クリックすると拡大します)


図2:B組、植物が呼吸しているのはなぜ(クリックすると拡大します)

 図2は、初めに『Yes!』で植物が呼吸していることを確認し、その後『植物が呼吸しているのはなぜ?』という問いかけに対して、生徒が自由に発表した意見を整理したものです。私が司会者となり、黄色チョークで1番〜6番に振り分けました。その後、生物(生命)について考察しました。


図3:C組(クリックすると拡大します)


図4:C組、その後(クリックすると拡大します)

 図3と図4は、いずれもQ3『生きているとは・生物とは・生命とは』に対するものです。図4は第二回発表後の黒板で、10個の考えに集約されたことを示しています。赤字2・3は私が紹介した生命活動です。


図5:D組、生物(生命)とは何か(クリックすると拡大します)


図6:D組、26の意見(クリックすると拡大します)


図7:E組、生きているとはどういうこと(クリックすると拡大します)


図8:F組、生きているとは(クリックすると拡大します)


図9:F組、生きているとは、の2回目(クリックすると拡大します)


授業を終えて
 今年も楽しい意見がたくさん出て、考えを深めることができたと思います。来年も生物の授業でやります! 

関連ページ
実験18 植物の呼吸 2年(2012年)

実践ビジュアル教科書『中学理科の生物学

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