HomeMr.Taka 中学校理科の授業記録1年(2016年度)

力と圧力のまとめ

     2016 12 14(水)〜19(月)
     理科室

はじめに
 先生にとって簡単なことでも、初めて圧力という言葉を聞いた生徒には『慣れるための時間』が必要です。ということで、今日は力の復習から入りました。復習はさくさくと進めることが寛容です。力の定義、力の単位、力を矢印であわらす方法など、そして、圧力の公式、単位変換などの練習しました。


本時の目標
 力の復習をして、ニュートンという単位に馴染む
 圧力の復習をする
 圧力の単位変換を確認、練習する

準 備
生 徒 教 師
  • 教科書
  • 理科便覧
  • 問題集
  • 本日の学習プリント (1/人)

授業の流れ
(1)本時の授業内容の紹介(1分)

(2)力の復習(15分)
 図1のように、力について復習する。


図1:力の復習

 力の単位はN(ニュートン)としました。この単位の定義は、中学1年生にはほぼ無理です。定義なしで覚えさせるためには、慣れるための時間を確保してください。とりあえず、先生は「ニュートン、ニュートン、ニュートン、ニュートン、ニュートン」と何度もこの言葉を連呼・発音してください。生徒も真似るでしょう。

 図2は、図1の続きです。黒板右に3つの図を書きます。いずれも天井に固定したつる巻きばねに100gの分銅をつけたものです。


図2:力で矢印を表す


図3:天井に固定したつる巻きばねに100gの分銅をつけたもの

 図3にある3つの矢印のポイントは、作用点『矢印の始点』です。

(2)圧力の復習(10分〜15分)
 図4のように、圧力についてまとめ直します。


図4:質量とニュートの関係、圧力の公式

 図4のCは、質量(g)と力の大きさ(重力、N)の関係です。意味さえ考えなければ、簡単ですね。Dは、圧力を求めるための公式です。この公式を図式にしたものが、下図5です。


図5:圧力・力の大きさ・面積の模式図、および、それらの単位

 圧力の単位はPaです。

(3)圧力の復習(10分〜15分)
 
1m2と1cmは、どれだけけ違うを考えさせます。


図6:1m2と、1cmは、どれだけけ違うか考えされるための模式図

 2桁違うだけのように見えるが、実際は4つ『10000倍』違いです。

(5本時の感想、考察 (5分)

 


授業を終えて
 復習に満足している生徒がたくさんいたので、嬉しかったです。

 なお、圧力の定義『単位面積あたりにはたらく力=圧力』の指導方法については、別ページ『実習18 単位面積あたりにはたらく力=圧力1年(2012年)』をご覧ください。

生徒実習:物体の下から、単位面積あたりにはたらく重力を図示する

 物体の下から、単位面積あたりにはたらく重力を図示する
実習18 単位面積あたりにはたらく力=圧力1年(2012年)から』


上:Bさんの学習プリント

 次の時間は、水圧について調べます。

関連ページ
実習18 単位面積あたりにはたらく力=圧力1年(2012年)

実践ビジュアル教科書『中学理科の物理学
第2章 静かな力のつりあい 鉛筆で調べる圧力 p.32、p.33

実験15 鉛筆で調べる圧力 ←

→ 実験17 水の圧力

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