HomeMr.Taka 中学校理科の授業記録1年(2016年度)

実験15 鉛筆で調べる圧力

     2016 12 12(月)〜15(木)
     理科室

はじめに
 鉛筆を使った実験はとても単純で、生徒の思考スイッチを簡単に押すことができるものです。実際に試しても、思考実験でも同じように感じることことができる優れものです。さて、授業展開は17年前の記録『圧力とは何か 1年(1999年)』や4年前の記録『実験17鉛筆で調べる圧力1年(2012年)』をご覧ください。本ページは本年度の記録、図〜図のみを掲載しています。


本年度の記録


図1:授業前半の板書(A組、クリックすると拡大します)


図2:授業前半の板書(B組、クリックすると拡大します)


図3:授業前半の板書(C組、クリックすると拡大します)


図4:授業前半の板書(D組、クリックすると拡大します)


図5:授業中のメモ


図6:授業後半の板書(E組、クリックすると拡大します)

以下は、実験17鉛筆で調べる圧力1年(2012年)からです。


図7:F君の学習プリント(クリックすると拡大します)


図8:Gさんの学習プリント(クリックすると拡大します)


終わりに
 圧力は、固体によるものと流体(液体や気体)によるものの2つに分けて考えることが重要です。今日は、固体にはたらく圧力を学習しましたが、1時間固体について学習してから、流体を学びます。

 固体と流体の問題について、もう少し解説します。

1)圧力の原因になる力
 圧力の原因になる力は、固体によるものと流体によるものの2つに分けることができます。固体は変形しないので(実際は変形しますが)、力はそのまま伝わります。しかし、流体は力を加えた途端に形が変わってしまうので、力を伝えることができません。どこにも逃げられらないようにしたり密閉したとき、力を加えることができます。

2)圧力の受けるもの
 圧力を受けるものは、固体だけです。流体は圧力を受けません。流体は形が変わってしまうからです。

流体(気体・液体)による圧力(大気圧・水圧)
流体の深さ 圧 力
(単位面積にはたらく
圧力は流体の深さだけで決まる
大気
(気体)


(液体)
- - g重/cm2 /m2 Pa
10m 1cm 100 100
-

10cm

10 - -
-

1m

100

10000
(1N/cm2)

-
10km

10m

1000
(1k
g重/cm2)

- 100000
101300
(1013hPa)
(1気圧)

関連ページ
実験17鉛筆で調べる圧力1年(2012年)
圧力とは何か1年(1999年)

実践ビジュアル教科書『中学理科の物理学
第2章 静かな力のつりあい 鉛筆で調べる圧力 p.32、p.33

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→ 圧力2

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