私の日記
2004年8月2日（月） 曇・雨・晴（とにかくよく変わります）
◎ 杉原記念館と第９要塞博物館（カウナス） ＝＝＝＝＝＝＝
9:00 ニダ（バス）→ 10:00 スミルティネ（フェリー）10:15→ クライペダ（バス）11:10→ カウナス
・ 聖ミカエル教会
・ 杉原記念館
・ 第９要塞博物館
・ 旧市街（旧市庁舎、大聖堂、カウナス城）
カウナス泊
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8:00 起床
部屋の扉が開かない。柱との隙間を見ながら、何度も何度も鍵を回す。右に１回転させるとステンレス製ロックバーが１ｃｍ、さらに１回転させると２ｃｍ出るようになっている。だから、反対方向に２回転させれば開くはずなのに、壊れた扉を何度も修理する間に塗り重ねた塗料がひっかかり、全力で扉を引っ張らなければならない。開いたときは、その喜びにトイレに行きたかった自分を忘れていた。
8:40 チェックアウト
さあ、日記も書けたし、そろそろ出発しよう。今日の目的地は『カウナス』。そこには、日本政府の命令に背いてリトアニアに住むユダヤ人の命を救った杉原氏の『杉原記念館』がある。是非とも見学しなければならない。旅立つ前は、時間があれば訪問する予定だったが、バルト３国を訪問しているうちに是非とも見学しなければならない使命感を感じるようになった。同じ日本人として、本当に誇れる人物の足跡を訪ねてみたい。／ ところで、民宿をお暇するにあたり、玄関で声を掛けても誰も出てこない。本当は礼を述べ、約束の金６０Ｌｔを渡したいところだが、勝手に奥にいくこともできないので、現金と部屋の鍵を机上に置いて部屋を出た。
バス停までの道にレストランがある。昨日、私がコーヒーを飲んだ店だ。誰もいないテーブルを１人で拭いている女の子に見覚えがあるので声をかけたら、やはり、民宿の女の子だった。彼女に別れを告げると、返事が返ってきた。・・・幸運を！
（上：ニダ村で見つけたオシャレな店。バスを待つ間に、）
9:00 ニダ発（路線バス）→
10:00 スミルティネ着
10:15 スミルティネ発（フェリー）→
10:20 クライペダ着
（上：クライペダの港）
クライペダの街は雨だった。傘をさして、バスターミナルまでの道のり約２ｋｍを歩いた。市バスを使うことをもできたけれど、何故か歩いてしまった。
11:10 クライペダ発（路線バス）→
12:30 コーヒー・タイム
KRYZALNIOのバスターミナルでコーヒーを飲む。料金は２。あまり美味しくないけれど、旅の気分は盛り上がった。ところで、ここのバスターミナルは幹線道路沿いで、街の欠片も見えない畑のまん中にある。トイレは０．５。
流れゆく車窓の風景を撮りながら日記を書く。あっというまに１時間経過し、今日の目的地『カウナス』の新市街地が見えてきた。１０階建ての集合住宅もたくさん見える。地形も変化に富み、これまでの平坦な空気から開放されてきた。
（上：カウナス新市街にある集合住宅。／ 私が乗っているバスは、片道２車線の高速道路を走っている。速度は不明だが、道路標識によると、自家用車の制限最高速度は１１０ｋｍ／時。）
14:00 カウナス着
バスターミナルについた。私が地図を見ていると、優しい地元の女性が声をかけてくれた。ツーリストインフォメーションまで市バスで行く方法を尋ねると、この前の道を走っている大型バス、トローリーバス、ミニバスの全てが通過するわよ、と教えてくれた。どれに乗っても良いと言うのも驚くけれど、１分間に７、８台の割合で通過する量に、もっと驚く。／ 待ち時間ゼロで乗ったのはミニバス。２区間、１ｋｍ、すぐに降りた。これは後から知ったことだけど、ミニバス（路線番号あり）は何処でも乗り降りできるが、料金が弱冠高い。
◎ カウナス情報
リトアニア第２の都市。商業が発達している。ネリス川とネムナス川が出会うとろに旧市街がある。
ツーリストインフォメーションセンターは、すぐ見つかったが、手頃なホテルが目前にあるのでチェックイン。９０Ｌｔ。部屋を見せてもらったけれど、すぐに気に入った。荷物を部屋に置き、カメラとガイドブックを持ってインフォメーションターへ行った。市バスの路線地図を買った（５Ｌｔ）。
（上：写真は翌朝出発前に写したもの。）
さて、本日月曜日は、ほとんどの美術館・博物館が休館なので、見学できる場所は限られている。ねらいを杉原博物館と第９要塞博物館に定めた。
14:40 聖ミカエル教会
徒歩で杉原記念館へ移動する途中、『聖ミカエル教会』に立ち寄った。