このページは中学校1年理科『生物』/takaの授業記録2002です

観察6 維管束(道管と師管)
              
                   2002 5 16(木)
                   理科室
<本時の要点>
 道管(水)を師管(養分)の集まりを維管束という


(上: 24時間、赤インク水溶液につけておいたセイタカアワダチソウ)
・ 茎を切断すると、水の通り道(道管)が赤く染まっている
・ 実際は30分で十分であるが、上は1日つけておいたので葉先まで染まっている
・ 枯れているというより赤だ

1999年度の実践、および、維管束の別の実験例のページも参考にして下さい。


<授業の流れ>
1 本時のねらいを知る

・ 道管(水)を師管(養分)の集まりを維管束という
・ 教科書18ページを参照

2 前時の復習をする
・ 単子葉植物:子葉が1枚、平行脈、ひげ根
・ 双子葉植物:子葉が2枚、網状脈、主根と側根

3 『維管束』についても規則性があることを知らせる

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維管束(茎)
理科室にあったプレパラート

単子葉植物

ばらばら
トウモロコシの茎

双子葉植物

輪になって並ぶ
ホウセンカの茎、ムクゲの茎、カボチャの茎

4 教科書の写真をスケッチする

スケッチ方法の確認
1 全てを書かないこと
2 特徴ある部分だけ書くこと
3 細い線で書くこと
※ 教科書のスケッチを参考にして説明すると良い

5 顕微鏡で『ホウセンカの茎』と『トウモロコシの茎』の維管束を観察する
・ 顕微鏡の詳しい使い方は、次回指導する 

(上:タケの茎の横断面)
・ 宇宙人の顔に見える部分が『維管束』
・ 目と口にあたる部分が水を通す『道管』
・ 頭にあたる部分が養分を通す『師管』
・ これらは、茎全体にばらばらに散らばっている


(上:ホウセンカの茎の横断面)
・ 維管束は、1列の輪になって並んでいる

◎ Aさんの学習プリント


<評価基準>
1 自然事象への関心・意欲・態度
2 科学的な思考
 B 維管束の並び方を単子葉植物と双子葉植物の関係から説明できる

3 実験・観察の技能・表現
 B セイタカアワダチソウの茎の横断面をつくり、プリントに添付できる

4 自然事象についての知識・理解


授業を終えて
 楽しんでやっていました。

1999年度の実践、および、維管束の別の実験例のページも参考にして下さい。

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