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観察12 地層の広がり(柱状図)
萩山中学校の柱状図(地層)2017 3 1(水)〜8(水)
理科室はじめに
地層が広がっていることは、本年度のカリキュラム(1年:2016年度index)を使えば簡単に理解できます。一面だけの断面図で学習するステップは不要です。複数の断面図、複数の柱状図を一度に理解することが可能です(図1)。
図1:本時前半の板書(図2部分)
※生徒の学習プリントには点B〜点Eの柱状図があるなお、その指導手順は4年前の記録『観察11 地層の広がり(柱状図)1年(2012年)』をご覧ください。学習目標もあります。ただし、本年度は授業後半で、萩山中学校のボーリング調査標本を20分程度調べました。内容物を取り出し、標本作りも行っています。
本年度の画像記録
図2:A組の板書(クリックすると拡大します)
図3:B組の板書(クリックすると拡大します)図2と図3を比較すると、それらの図から気づいたことや分かることが違います。いつものように、生徒からの意見をまとめているからです。もちろん、確実におさえなければいけないことは同じです。
図4:萩山中学校のボーリング調査標本を調べる様子
図6:内容物を片付ける様子
終わりに
授業前半の模式図は、先生の説明に時間をかけるのではなく、色塗り作業に時間を使ってください。単純な作業の中で、生徒はいくつもの発見をします。もちろん、単純作業には意味があります。作業中に、それらの意味を確実におさえていきましょう。授業後半のボーリング調査標本調べは、楽しい作業です。どこの学校にも必ずあります。管理職、教務・校務などに聞いて探し出してください。それらの標本は、授業前半で確認したように調査地点によって違います。それらを繋げることで広がりのある地層を描くことができます。ただし、欲張ると失敗するので、本時は実物に触れることを主目的にするできでしょう。私は、2週間後の地学最終授業で、『柱状図をつなげる問題』を扱いました。しばらく時間をおくことで、生徒の理解は定着したり多角的に深まったりしていきます。
関連ページ
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第4章 地層と堆積岩 中学校の地盤調査『ボーリング』 p.92、p.93 地表に現れた大地の歴史『露頭』 p.94、p.95