HomeMr.Taka 中学校理科の授業記録1年(2016年度)

1年理科 学年末の調整

     2017 3 14(火)〜23(木)
     普通教室

はじめに
 本年度は6クラスを担当しましたが、どのクラスも1時間以上のゆとりができました。積み残したり焦ったりすることなく終わることができてよかったです。本ページは、各クラスで飛ばした地学分野の内容、および、野外観察の記録(2時間以上ゆとりができたクラス)を掲載します。


図1:A組の板書(柱状図から地層を読み解く)


図2:A組の板書(断層)


図3:瑞穂公園で露頭観察

 瑞穂公園には地層が観察できる場所『露頭』があります。図3はその上に立っているので見えませんが、崩れやすい砂礫の層があります。写真にある黄色の立入禁止テープは、私が土木事務所に連絡して設置していただいたものです。地盤が崩れ、モルタル製の柵が傾いていていたからです。4月になれば、新予算で安全な環境に変わることでしょう。

 なお、瑞穂公園では岩石採取を楽しみました。チャート、粘泥岩、花崗岩などです。チャートは直径5mm〜1cmのものが、崖の下にごろごろしています。みなさんは、ごろごろしている理由がわかりますか。答えは、チャートは比較的硬いことです。崖から崩れ落ちる岩石は、最近できた柔らかい泥岩・砂岩・礫岩です。泥岩や砂岩はすぐに形を失います。礫岩も同じように形を失いますが、礫岩を構成していた粒のうち、とても硬いチャート(丸くなったもの)が最後まで残ることになるのです。粘板岩(とても硬い泥岩)は、歩道整備にために大量にまかれているので、簡単に採取できます。花崗岩は『一般的な砂』の材料となるものであり、子どもたちの遊び場一面にまかれていますから、そこから『砕かられていない大きな粒』を探すことになります。なお、4年前は校内で岩石採集をしましたので、興味ある方は『実習14 校内の岩石採集1年(2012年)』をご覧ください。

 ちょうど1年前、同じ瑞穂公園で観察した野草も顔を出しはじめていました(実習4:瑞穂公園の野草標本)。気の早いタンポポは、すでにしっかり咲いていました。

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