このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 年(2017年度)です

第25時
観察25 生物の進化

2017 6 30(金)
普通教室

はじめに
 2年生物の最後になります。生物の誕生から進化の歴史を振り返るだけでなく、地球の未来はヒトの行き着く先についても考察してみたいと思います。


上:Kさんの学習プリント


本時の目標
・現存する生物について、相同器官があることを知る
・絶滅した始祖鳥の化石があることを知らせ、その化石から爬虫類と鳥類の中間の特徴をもつ生物であることを読み取り、生物の進化について考える
・ダーウィンの進化論を知り、彼の活動について話し合う
・地質年代について興味を持ち、生物の進化について理解する

準 備

生 徒 教 師
  • 教科書
  • 理科便覧
  • ファイル
  • 色鉛筆
  • 本日の学習プリント(1 /人)

授業の流れ
(1)本時の授業内容の紹介 (1分)

(2)相同器官 (7分〜10分)
 教科書を参考にしながら、相同器官について説明します。その後、相同器官に同じ色を塗らせます。


上:Kさんの学習プリント


上:相同器官、ダーウィンの進化論に関する板書

(3)始祖鳥 (7分〜10分)
 教科書や理科便覧の図版を見て、始祖鳥について考察させる。化石では骨格しかわからないが、そこからどのような特徴をもった生物であったか推測させ、その1つとして、色鉛筆で体表(羽毛)を彩色させる。


上:始祖鳥に関する板書


上:Kさんの学習プリント

(4)ダーウィンの進化論 (7分〜10分)
 教科書のダーウィンの進化論について音読し、彼の活動や功績について話しあう。その内容や自分の考えを学習プリントにまとめる。

(5)地球の歴史&生物進化(10分〜15分)
  地球の歴史&生物進化をクイズ形式で紹介しながら、学習プリントに年表としてまとめる。生物誕生が比較的最近だったことをしっかり理解させるために、時間軸を等間隔とする(下図)。その結果、年表の大半は白紙となる。参考資料『地質時代


上:地質年代に関する板書


上:Kさんの学習プリント

(6)地球の未来、人類の未来 (5分〜10分)
 地球の未来は、人類の活動によって大きく左右されていることを確認する。同時に、地球レベルの時間で見れば、人類はすぐに滅びる可能性が限りなく高いことを理解する。

 5.4億年前に古代生物が生まれ、爆発的に新しい種が生まれ、全世界に広がった。これらの生物の繁栄は2.9億年続いたが、突然、地球規模で絶滅した(古生代の終了)。次に生まれた生物は、中生代を形成するものたちで、その中心は恐竜である。彼らは6500年前に突然、絶滅(中生代の終了)し、新しい生物の時代がはじまる。今は、この新生代で、繁栄の中心は哺乳類である。

 人類は他の生物と同じように、進化し続けている。授業では、現在の生活スタイルによる変化・進化を確認し、近未来のヒトの形態を予測・図示する。


上:Kさんの学習プリント

(7)本時の感想、考察 (5分〜10分)

===


上:Kさんの学習プリント(クリックすると拡大します)


授業を終えて
 未来にヒトの姿は盛り上がりました。自分の理想とする生活、容姿を突き詰めていくと、まるで宇宙人のようになります。


上:本日の板書

関連ページ
化石で探る進化、ダ−ウィンの進化論3年(2001年)
参考資料:地質時代

実践ビジュアル教科書『中学理科の生物学

第8章 進化と分類  化石で調べる生物の歴史 p.140-p.141
 相同器官 p.149

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