このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 年(2017年度)です

第59時

観測9 気温と湿度の関係 

2017 11 13(月)
普通教室

はじめに
 今日の内容はとても簡単です。簡単なので、今日の天気図をゆっくり見ます。そして、気温を湿度の関係を学習してから、気象庁HP『過去の気象データ』から典型的な『気温と湿度の関係』があるデータを探してコピーし、それをグラフ化する作業をさせます。


上:本時の学習プリント(クリックすると拡大します)


本時の目標
晴れの日は、太陽の日照によって気温が変化すること、最高気温は午後2時ごろになることを確認する。そして、晴れの日の湿度は気温と逆の動きになること、その理由は気温変化による飽和水蒸気量の変化によって説明できることを確認する。
雨の日は、気温の変化が少なく、夜になっても雲が放熱を防ぐために冷え込まないことを確認する。そして、湿度は100%のまま変化しないことを確認する。
気象庁のデータベースから最適なものを探し、必要なデータを選び、グラフ化する作業を通して、気象に対する興味関心を高くする。

準 備

生 徒 教 師
  • 教科書
  • 理科便覧
  • ファイル
  • 本日の学習プリント(1 /人)

授業の流れ
(1)本時の授業内容の紹介 (1分)

(2)今日の天気図 (5分〜10分)

(3)気温と湿度の関係 (15分〜20分)
 教科書をゆっくり読み、これまでの復習から入ります。 その後、『晴れ』と『雨』の日の典型的な気温と湿度の関係をグラフにします(下図1)。


図1:上は晴、下は雨の日

 学習内容については、別ページ『観測2気温と湿度の関係2年(2003年)』『観測2気温と湿度の関係2年(2000年)』をご覧ください。


図2:A組でのまとめ

本時の目標(抜粋)
晴れの日は、太陽の日照によって気温が変化すること、最高気温は午後2時ごろになることを確認する。そして、晴れの日の湿度は気温と逆の動きになること、その理由は気温変化による飽和水蒸気量の変化によって説明できることを確認する。
雨の日は、気温の変化が少なく、夜になっても雲が放熱を防ぐために冷え込まないことを確認する。そして、湿度は100%のまま変化しないことを確認する。

(4)気象庁HPの過去の気象データをグラフ化する(15分〜20分)
  気象庁HPの中に『過去の気象データ』があります。その中から、教材としてふさわしいデータを探し、そのデータをグラフ化させてみましょう。本格的なデータ一覧(下図3)から、必要なデータ(気温と湿度)を抜き取り、それをグラフにさせる作業は予想外に楽しいものだと思います。


図3:授業に利用した気象データ(クリックすると拡大します)


図4:データをもとにして、グラフを書くための説明図(クリックすると拡大します)

 上図4の右にある白い紙は、気象データです。このデータは別刷りで子どもたちに配布したものです。これを黒板に止め、学習プリントにグラフを書くための説明をします。ポイントは、軸です。横軸は時間を表します。縦軸は3種類あります。赤は気温(℃)青は湿度(%)黄色は降水量(mm/時)です。

(5)本時の感想、考察 (5分)


授業を終えて
 前時まで抽象度の高い内容だったので、一息つけた子どももいたことと思います。

関連ページ
観測2気温と湿度の関係2年(2003年)
観測2気温と湿度の関係2年(2000年)

実践ビジュアル教科書『中学理科の地学

第58時 ←
観測8 露点の測定

→ 第60時
学習プリント自己評価
↑ TOP

[→home
(C) 2017-2018 Fukuchi Takahiro