このページは、中3地学/takaの授業記録2001 です

地層、そのでき方
                     2001 秋

このページは2005年夏、4年前の記憶によって書かれたものです。
画像資料として利用したのはCさんの学習プリントと教科書です。
なお、このページの内容については、
観察4 露頭と柱状図1年(2002年)
観察5 名古屋市南区三吉町5-43の地層1年(2002年)
観察3 地層のでき方1年(2002年)
がよくまとまっているので参考にして下さい。

授業の流れ
1 学習プリントの配付
(1分)
 教科書のカラー写真千葉県佐倉市にある露頭の一部をコピーしたものを印刷しました(図1左端)。

図1 本日の学習プリント

2 露頭とは(3分)
 今日から地層の学習です。学校の近くに露頭があれば、何としてでも出かけるのですが、残念ながらありません。露頭とは、地層が地表に表われていることろ(図2)ですが天然のものは簡単には見られません。もし、ビルの基礎工事現場があるなら、段取りをつけて見学させたいところです。

図2 露頭についてまとめたCさんの学習プリント


3 千葉県佐倉市にある露頭
(15分)
 教科書の写真みて観察することにします。つまり、露頭の写真から柱状図を書きます(図3)。


図3 千葉県佐倉市にある露頭とCさんが書いたその柱状図

4 地層から分かる大地の歴史(15分)
 次のポイントを押さえて下さい。
(1) 地層は下の方が古い
(2) 地層は土砂が水の中(海、湖)堆積したもの
(3) 地層は隆起して地表に表れると侵食されて無くなってしまう
(4) 層の境いができる原因は、隆起、または、沈降
(3) または、近くの火山の噴火、
(4) または、その他の大きな環境の変化があったから。
(5) 化石(生物の痕跡)を含む地層もある
(6) 地層は広範囲にわたって広がっている
(7) 遠くの地層との関係を調べる手がかりとなる珍しい地層をかぎ層という

5 地層のでき方(15分)
 図4のような断面図を書いて説明すると良いでしょう。初めに、山から岩を転がし、岩がだんだん小さくなっていく様子を書きます。そして、小さくなった岩が水中に入ると、大きなもの(礫)は近くに堆積しますが、小さなもの(砂や泥)は遠くに堆積します。これで、水中に地層ができる様子がわかると思います。地上は風雨によって侵食されるだけなので絶対にできません。

 次に、山を噴火させます。そして、火山灰を降らせて水中に堆積させれば、それが珍しいかぎ層になることが理解できます。

図4 水中に土砂が堆積する様子

◎ 参考資料
 本時(図5)は速く進んだので、次時に予定していた学習プリント(図6)も使いました。

図5 本時に配付した学習プリント

図6 次時に配付した学習プリント

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侵食と堆積

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観察8 礫岩・砂岩・泥岩


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