このページは『3年(2011年度)Mr.Taka 中学校理科の授業記録』です

6 塩化銅の電気分解

          2011年10月旬、第2理科室

授業内容は、以下のページを参考にしてください。このページは、今年の実践を写真を中心にして紹介します。
塩化銅の電気分解(2年)2003年
実験2 塩化銅の電気分解(3年)2001年
実験3 銅メッキ(3年)2001年

1 今日の目標
(1) 塩化銅の電気分解の実験を行い、銅と塩素ができたことを確かめる
(2) 塩化銅の電離式を理解する
(3) 塩化銅水溶液に電圧をかけたときの電気分解について理解する


2 授業の様子


上:塩化銅水溶液は、先生が演示しながら溶かしたものを各班が自由に持っていく。


上:下に白い紙を敷き、電圧20ボルトをかける。この班は、先にシャープの芯で実験したようである。手前の生徒の学習プリントを見ると、シャープの芯2本(+極、−極)とろ紙が添付してある。


上:シャープの芯で電気分解する生徒。自分の手で持っているという感覚が大切だ。
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上:炭素棒に析出した銅をろ紙にとる生徒。

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上:塩素の脱色作用を確かめる様子。明らかな脱色が認められるのは、ピンク。また、この生徒は、ガラス棒ではなく炭素棒を使って水溶液をつけている。まあ、良いんじゃないかな。

左:試験管の底で、マイナス極に析出した銅を擦ったもの。銅色の金属光沢が見られる。


上:C君の学習プリント。添付しているろ紙の脱色は、塩素によるものというより、水で溶け出したものですね。それから、プリントのモデル図はよくかけています。1番奥にはシャープの芯が2本貼ってありますね。気づいたことと銅も添付してあるから、良いと思います。


上:汚れた塩化銅水溶液をろ過する様子。ろ紙を2回折って、開けて50mlビーカーに載せるだけ。ロウトもガラス棒も使わずに、そこに直接水溶液を注ぎます。しかし、下のビーカーの『ろ液』を見てください。見事な青色透明です。簡単な操作ですが、久しぶりのろ過に生徒達は喜んでいました。下のビーカーの曇りは、電気分解で水溶液が温かくなったからです。ちょっとしたことも、発見として記述することが大切ですね。


授業を終えて
 シャープの芯は不純物が出るけれど、自分の手にもって実験することろがたまらなく嬉しい。うわっ、出た! おお、あっ、えっ、キャーなど、理科室のあちこちから歓声が上がります。絶対に試してください。理科好き、実験好きができます。また、後片付けをするときに、使用済みの塩化銅水溶液をろ過させてみましょう。透明になったろ液に感動しますよ。先生のひと手間も省略でき、一石ニ鳥です。お試しください。ろ過の方法は、上に示した簡易な方法で十分です。

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