HomeMr.Taka 中学校理科の授業記録1年(2016年度)


実験11 アンモニアの噴水

     2016 9 12(月)、13(火)、14(水)、15(木) 
     理科室

はじめに
 アンモニアは危険な物質(常温で気体)です。安全指導が十分にできない先生は生徒実習をさせてはいけません。重大事故は、(1)アンモニアが目に入る、(2)アンモニアの気体が涙や鼻粘膜に溶け込る、(3)噴水装置がフラスコ内に入って破損する、などです。

 ただし、十分に指導できるなら、卒業するまで忘れることのない印象深い実験になります。先生は何度もの練習をして、授業本番を向かえるようにしてください。なお、本年度は画像記録がないので、4年前の記録『実験13:アンモニアの噴水1年(2012年)』を再編したものを掲載します。

実験13:アンモニアの噴水1年(2012年)』の再編

 初めに、アンモニアについてまとめます。


図1:A組でまとめたアンモニア

 A組でまとめたことは、次の5点です。
(1)空気より軽い
(2)水に非常に良く溶ける
(3)刺激臭
(4)水に溶かすとアルカリ性
(5)無色
 いずれも教科書に書いあるので面白くありません。(残念!)だけど、これらの特徴を利用したアンモニアの噴水実験を行えば、色鮮やかな思い出ともに、化学を面白いと思う心を大きく育てることができます。


図2:アンモニアの噴水ができる原理を発表するA君


図3:実験装置、および、噴水ができる理由


図4

図5


 図4・図5は、塩化アンモニウム3gと水酸化ナトリウム3gとでアンモニアを発生させる様子


図6:ゴム栓、ガラス管、ゴム管セットに水を充満させている様子


図7:フラスコ内にできた噴水


図8:完璧に成功した噴水(お見事!)


図9:Bさんの学習プリント


終わりに
 安全注意して、理論を十分に理解してから、アンモニアの噴水をお楽しみください!

関連ページ
実験13 アンモニアの噴水1年(2012年)
実験6 アンモニアの噴水 1年(2002年)
アンモニアの噴水 1年(1999年)

実践ビジュアル教科書『中学理科の化学
第3章 分 子 大気に含まれる物質 p.30
気体の集め方 p.33
アンモニアの噴水 p.36、p.37
第7章 イオン いろいろなイオン p.116

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→ 実験12 沸騰した水の泡を集めよう

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