このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 年(2017年度)です

第9時

観察9水や物質の循環システム

2017 5 9(火)、10(水)
普通教室

はじめに
 このページはAさんの学習プリントを中心にまとめました。


上: Aさんの学習プリント(クリックすると拡大します)

本時の目標
・単細胞生物、植物、動物について、それぞれの循環システムを模式図で表し、比較する
・ヒトの血液成分について知る
・ヒトのからだにある水分についてまとめる

準 備

生 徒 教 師
  • 教科書
  • 理科便覧
  • ファイル
  • 本日の学習プリント(1 /人)

授業の流れ
(1)本時の授業内容の紹介 (1分)

(2)単細胞生物、植物、動物の循環システム(15分)

(3)ヒトの血液成分(10分)
 血液は液体成分と固形成分にわけることができます。それらの割合は、だいたい50%-50%です。

 液体成分は『血漿(けっしょう)』といいます。これが細胞たちの間に入ると、『組織液』という名前になります。これがリンパ管に回収されると、『リンパ液』という名前になります。
※血液については別ページ『血液成分 2年(2000年度)』もご覧ください。


上:Aさんの学習プリントの一部


上:Aさんの授業メモ

(4)ヒトの体内にある水分 (10分)
 ヒトにとって、水はとても重要です。食物がなくても1か月ぐらい生きていられるそうですが、水の場合は3日ぐらいで死んでしまうそうです。 食べ物がない場合、動物や脂肪やたんぱく質を分解して生き延びます。しかし、水をからだの中かから搾り出すことはかなり難しいようです。

 では、ヒトの体重の60〜70%が水であるとした場合、その水はどこにあるのでしょう。とても不思議です。砂漠で生活するラクダの『コブ』は水ではなく、人間と同じように脂肪が貯められているそうです。


上:B組での板書

 血液は体重の1/6ぐらいだそうです。

 血液は血管によって運搬される液体ですが、血液と同じように管によって運搬されるものにリンパ液があります。リンパ液は、リンパ管を通ります。リンパ液とは、前に紹介した『組織液』が回収されたものです。組織液はすべてリンパ管に回収されるわけではありませんが、リンパ管に入った組織液をリンパ液というわけです。余談ですが、血管はすべてつながっていますが、リンパ管はつながっていません。回収するための管なので、全身にある1つひとつの細胞からスタートしています。

 また、『血漿』が細胞の中に入ると『細胞質』という名前になる、と考えることもできますが、成分は若干違います。もちろん、『組織液』も『リンパ液』も成分構成や割合は、違います。


上:C組での板書

(6)本時の感想、考察 (5分)


授業を終えて
 お疲れ様です!

関連ページ
観察14 血管と血液2年(2003年度)
半透膜と消化酵素2年(2000年度)
血液成分2年(2000年度)

実践ビジュアル教科書『中学理科の生物学

第4章 食べることと恒常性  血液、組織液、リンパ液 p.78-p.79
第6章 生命の連続性  体内で液体を一定に保つシステム p.142
 野菜の維管束を調べよう p.143

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ヒトの主な吸収器官

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心臓と2つの循環経路
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