|
第90時
実験19 コイルがつくる磁界
2018 2 23(金)
理科室はじめに
前時『実験18電磁石を作ろう!』で作ったコイルを使い、『コイルの巻き方&電流・磁界の方向』の関係をまとめます。この関係は、いわゆる『右手の法則』と言われるものです。なお、本時の学習内容は14年前の記録『実験11 右手の法則12年(2003年)』がよくまとまっています。
図1:本時の学習プリント(クリックすると拡大します)
本時の目標
・コイルの巻き方&電流・磁界の方向、の関係を調べる
・右手の法則を理解する準 備
生 徒 教 師
- 教科書
- 理科便覧
- ファイル
- 前時に作った電磁石
- 本日の学習プリント(1 /人)
- 乾電池 (3/人)
- 小さな方位磁針 (4/人)
授業の流れ
(1)本時の授業内容の紹介 (1分)(2)『コイルの巻き方&電流・磁界の方向』の関係(10分〜12分)
14年前の記録『実験11 右手の法則12年(2003年)』をご覧ください。
図2:コイルの巻き方&電流・磁界の方向の関係
図3:図2に棒磁石を追加(クリックすると拡大します)(3)電磁石を使った確認実験 (10分)
下図4は学習プリント左半分です。プリントの模式図に合わせて、電磁石を置きます。コイルの巻き方、電流の方向を合わせるわけです。そして、乾電池をつないで電流を流すと、(2)でまとめたように方位磁針が動きます。なお、この電磁石(回路)はショートしているので、長時間つないでおくと乾電池が発熱して危険です。指で押さえていると、熱さで離してしまうことになります。ご注意ください。通電時間は30秒以内にしましょう!
図4:模式図通りにコイルを置き、電流を流した様子
図5:図4の方位磁針の位置を、ちょっと左へずらしたもの
図6:図4の方位磁針を、コイル左に移動させたもの(4)コイルの巻き方・電流の方向を変える (15分〜20分)
コイルの巻き方や電流の方向を変えても、右手の法則を使えば、N極とS極がわかります。それをまとめたものが図7〜図8です。指導方法については、14年前の記録『実験11 右手の法則12年(2003年)』をご覧ください。
図9:同上(C組、クリックすると拡大します)(5)本時の感想、考察 (5分)
授業を終えて
電磁石を使った授業は2時間でした。時間があれば、14年前のように『いろいろな巻き方のコイル』を作ったり、それに電流を流したりしたかったです。私の指導力の衰え(?)と子どもたちの教育環境の劣化(?)かも知れませんが、もっと遊びたかった(学びたかった)というのが本音です。関連ページ
実験10 コイルのまわり磁界2年(2003年)
実験11 右手の法則12年(2003年)
実験8 コイルの磁界2年(2000年)
コイルの磁界22年(2000年)実践ビジュアル教科書『中学理科の物理学』
第89時 ←
実験18 電磁石を
作ろう!
→ 第91時
実験19 直線を流れる
電流がつくる磁界