HomeMr.Taka 中学校理科の授業記録1年(2016年度)

実験12 フックの法則

     2016
     理科室

はじめに
 フックの法則を確かめる実験授業の完成度は高く、例年、微調整・微修正をするだけで十分な結果を得ています。基本構成は4年前の記録『実験13フックの法則1年(2012年)』をご覧ください。本ページは本年度の実践に関する図1〜5図を中心に掲載します。

 4年前と違うところは、次に行った『実験14 輪ゴムで身近なものの質量を量る1年(2012年)』も合わせたことです。2時間分の実験を1時間で行いましたが、とくに大きな問題はありませんでした。

 また、分銅の重さ(g重)ではなく、分銅の質量(g)としました。分銅による重力(N)とした学級もあります。重さと質量の違いは次時に学習するので問題ありませんが、重さや重力や力の単位は大きな問題です。私はこれまで『g重(ぐらむじゅう)』を強く推奨してきましたが、本校では『N(にゅーとん)』を使っています。本校の生徒は理解度が高く、とくに問題ないことがわかったからです。(他校ではどれだけの生徒が理解できるか不明ですが・・・)


本年度の実践


図1:フックの法則のまとめ、実験手順(クリックすると拡大します)


図2:バネを使ってフックの法則を検証する生徒たち


図3:輪ゴムを使ってフックの法則を検証する生徒たち

図3の見どころ
・輪ゴムは3個連結させているが、現在は1個のみ使用
・定規は1m、セロハンテープで固定
・一番上の分銅に『つまようじ』を固定
・現在、分銅3個による長さを計測中
・黒板を見ると、輪ゴムの前にバネA・バネBを計測していることがわかる


図4:同上


図5:基準を設定


図6:A君の学習プリント(クリックすると拡大します)
実験13フックの法則1年(2012年)から)


終わりに
 簡単な実験ですが、生徒たちはいろいろな発見をしながら検証を進めていきます。頭よりも先に手を動かさせることが大切な授業の1つです。

関連ページ
実験13 フックの法則 1年(2012年)
実験16 フックの法則 1年(2002年)
実験5 フックの法則 1年(1999年)

実践ビジュアル教科書『中学理科の物理学
第2章
 静かな力の
 つりあい
 力を矢印で表す   p.18
 フックの法則   p.20、p.21 
 石やはさみにはたらく重力を求める実験   p.21
 グラフの書き方  p.21欄外

実験11 力を矢印で表す ←

→ 重さと質量の違い

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