HomeMr.Taka 中学校理科の授業記録1年(2016年度)

第6時
観察6:裸子植物 マツの花

     2016 4 27(水)、28(木)、5 6(金)
     第1理科室

はじめに
 マツの花の観察は、タンポポやツツジなど種子植物の後がよいでしょう。ただし、校内や近隣のマツ開花状況に合わせ、前後させることも必要です。お勧めは雄花が花粉をまき散らす季節ですが、それは生育場所によって異なります。

 マツは1個体に雌花と雄花を咲かせる両性花です。初めに雌花が成熟し、その次に雄花が花粉を飛散させます。時期をずらすことで自家受粉を避けています。

 マツは大切に育てられていることが多いので、実物は先生が準備した方が良いでしょう。準備するものは雌花•雄花•1年前の種子•2年前の種子(まつぼっくり)•葉•枝、が1つになったものです(図1の教師用実験台上)。雄花とまつぼっくりについては、役目を終えたものが落下するので、それを持参させることも可能です。


図1:教師用教卓におかれたマツの実物(A組、クリックすると拡大します)


図2:雄花を40倍で観察したもの


図3:観察に使った光学顕微鏡


図4:B組の様子


図5:図4の、15分後

 さて、本年度の記録は以上です。

 以下は、3年前4年前の実践の抜粋です。


図6:昨年の雌花
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図7:雌花、雄花、昨年の雌花、一昨年の雌花(2013年5月1日)

     

図8:今年の雄花

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図9:若い雄花(2013年4月28日)


図10:問題集の雄花のりん片の花粉のうを指摘する生徒

 


おわりに
 授業実践方法は『観察6 裸子植物マツの花1年(2013年)』『観察5 裸子植物 マツの花1年(2012年)』をご覧ください。

関連ページ
観察6 裸子植物マツの花 1年(2013年)
観察5 裸子植物 マツの花
 
1年(2012年)
観察4 マツ・イチョウの花 1年(2002年)
観察7 マツ、イチョウ 1年(1999年)
科学的なスケッチの描き方若手教師のためのワンポイント・レッスン
ルーペや顕微鏡の使い方同 上

実践ビジュアル教科書『中学理科の生物学
 第1章 生命とは何か   観察の基礎  p.20 
 第5章 花と植物   子房がない植物『裸子植物』
 マツの花と種子の観察
 p.101 
 p.102〜p.103 

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観察5 瑞穂公園の野草

→ 第7時
観察7 野草で調べる葉脈と根の関係

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