このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 年(2017年度)です

第96時

実験23-2 モーターをつくろう!(2回目) 

2018 3 9(金)、12(月)
理科室

はじめに
 一番始めにモーターづくりを始めたクラスは3時間行いました。その他のクラスは2時間です。


図1:本時の学習プリント(クリックすると拡大します)


本時の目標
・エネメル線と磁石と乾電池でモーターをつくり、回転させる
・オリジナルコイルのモーターをつくる、回転させる
・いろいろな構造のモーターを考え、つくり、回転させる

準 備

生 徒 教 師
  • 教科書
  • 理科便覧
  • ファイル
  • 本日の学習プリント(1 /人)
  • エナメル線    (70cm/人)
  • クリップ     (2 /人)
  • ダンボール紙   (1 /人)
  • 磁 石      (1 /人)
  • 乾電池      (1 /人)
  • 乾電池ボックス  (1 /人)
  • リード線     (2/人)
  • セロハンテープ  (1 /班)

授業の流れ
(1)本時の授業内容の紹介 (1分)

 前時の続きです。全員回転させることが目的です。友だちにアドバイスをすることはできますが、手を加えてはいけません。最終的な微調整はとても重要で、ほんのわずかなことが明暗を分けるからです。

(2)モーターづくり (35分〜40分)
 前回の『作りかけモーター』を配布します。大多数の生徒は始業前から理科室に入り、自主的に取り組み始めます。

 理科室で保管しておいたモーターは1学級につき40個です。保管場所は下図2、教師用実験台中央にある薄緑色のカゴです。下のものがつぶれないように、よく見て、そおっと積み重ねておきます。


図2:始業から10分後の様子(クリックすると拡大します)

 授業冒頭における子どもたちの意識は、自分のモーターに集中しています。先生は一人静かに板書し、落ち着くまで待ちます。

 それが図2の黒板を見てくだい。そこには前時の復習『モーターの回転方向の調べ方』、本時につくる『いろいろなコイルの形の例』、前時の確認『エナメルを半分だけ残す理由』、が書かれています。これらを3分程度確認・紹介してください。その後、生徒からの質問が矢継ぎ早に出ることになります。

 次に、図2の教師用実験台の上を見てください。いろいろな実験器具があります。左から順に、コイルをつくるための試験管(ピンクのカゴ)、導線、カッターナイフ、棒磁石、電源装置と見本となるモーター(棒磁石の奥に隠れている)、初回につくったモーター、乾電池ボックス、乾電池(ダンボール箱内)、ダンボール紙、セロハンテープ(マゼンタ色)、です。


図3:オリジナルコイルの例


図4:メガネ型コイルの電流の流れ方、磁石の置き方
※メガネ型コイルの捻り方を工夫すれば、磁石の置き方は変わります。
 どのように捻り、どのように置くかは考えさせてください。


図5:なめらかに回転するモーター


動画6:図5のモーターの動画


動画7:オリジナルコイルのモーター(口笛付き)
 ※口笛は調子に乗りすぎているので注意しました。

(5)片付け、本時の感想、考察 (5分〜15分)
 完成したモーターは、コイルを外し、クリップを折りたたんで学習プリントに添付させます。 良い思い出になるだけでなく、プリントから外して組み立て直すこともできます。自宅で家族にモーターを見せた生徒もいるかもしれませんね。


授業を終えて
 全員モーターをつくることができました。というか、最後の20分あたりから、かなり不器用な生徒から順に、私が微調整をして回りました。

関連ページ
実験14 モーターを作ろう2年(2003年)
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2年(2000年)

実践ビジュアル教科書『中学理科の物理学

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