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実習21 飽和水溶液2016 10 7(金)〜13(木)
理科室はじめ
4年前は実験『食塩の飽和水溶液作り』と『食塩の再結晶』を2時間楽しんでから、飽和・溶解度を1時間で完了しました。その1時間『実習23:溶解度曲線1年(2012年)』は盛りだくさんの内容となり、学級ごとに授業展開を変えています。本年度は、生徒実験を割愛し、1時間に詰めこんだ内容を『飽和水溶液(本時)』と『溶解度曲線(次時)』の2時間に分けました。ややゆとりある授業展開になりましたが、再結晶は演示実験となり、不満が残ります。解決策は、年間授業時間数105時間を増やすことですが、私の力では不可能です。
さて、本ページは図1〜5図のみです。指導内容や手順については、4年前の記録『実習23:溶解度曲線1年(2012年)』をご覧ください。よくまとまっています。
本時の記録
図1:A組の板書(クリックすると拡大します)
図2:B組の板書(クリックすると拡大します)
図3:C組の板書(クリックすると拡大します)
図4:E組の板書(クリックすると拡大します)
図5:D組の板書(クリックすると拡大します)図5の黒板上のモニターに映っている青い結晶は『硫酸銅』、教師用実験台にある青い薬品は『硫酸銅』。
終わりに
飽和水溶液を2つの粒子モデルで表し、それらを動的に理解することはとても面白いことです。とくに、飽和状態は変化していないように見えますが、出入りする粒子の数がつりあっているとする考え方は、中学1年生でもギリギリ理解できる内容です。手順を踏む時間が確保できるなら、挑戦させたい内容の1つです。関連ページ
実習23 溶解度曲線1年(2012年)
実験14 ミョウバンの溶解度1年(2002年)
溶解度 3(ミョウバンの溶解度曲線)1年(1999年)
溶解度 4(再結晶)1年(1999年)実践ビジュアル教科書『中学理科の化学』
第6章 水溶液 最高に濃い食塩水をつくろう p.104 飽和と平衡と再結晶 p.105 食塩の結晶をつくる p.106、p107 硝酸カリウムの再結晶(溶解度) p.108、p109 溶解度曲線
ある物質が水100gに溶ける量を溶解度といいます。溶解度と温度
の関係をグラフ化したときの曲線を、溶解度曲線といいます。ほとん
どの物質は、高温になるほど溶解度が大きくなります。p.110