アフリカ南部 2002夏
SOUTHERN AFRICA jul-aug 2002

野生動物
Wildlife

SOUTH AFRICA
喜望峰
Cape of Good Hope

NAMIBIA
フィッシュリバー峡谷
Fish River Canyon
ナミブ砂漠Namib Desert

エトーシャ国立公園
Etosha N.P.

BOTSWANA
オカバンゴデルタ
OKAVANGO DELTA
チョべ国立公園Chobe N.P.

ZIMBABWE
ビクトリアの滝
Victoria Falls
マトボス国立公園Matobos N.P.

アドバイス

 1日8000〜12000円の宿泊・食費を計画できるならエトーシャ国立公園Etosha N.P.をお勧めします。とっても観光的ですが一生の思い出になる優雅な野生動物との対話ができるでしょう。数日間コテージでゆっくりしながら公園敷地外の『泉』に集まる動物達を24時間観察しましょう。また、草食獣の数・種類共に豊富です。

 野生動物と同じ大地を歩きたいなら水辺に動物が集まる乾期にオカバンゴデルタOKAVANGO DELTA訪れるをお勧めします。たくさん観察することはできませんがキリンや象など大型哺乳類と出会ったとき、人間が大地を歩く動物であることを体感できます。良いガイドや動物達と巡り会うことをお祈りいたします。

 次に、車に乗ってゲームドライブを楽しみないなら起伏に富んだ景観を持つチョべ国立公園Chobe N.P.をお勧めします。乾期なら、数10頭の象の家族どおしが挨拶しあう場面に何回か遭遇するでしょう。雨期は一面緑におおわれた美しいゲームパークになるようですが野生動物と出会う機会は激減します。これはどの地域でも同じです。

 ケープクロス(Cape Cross)では本当にたくさんのアザラシを見ました。それを狙うジャッカルを見たとき、アザラシを可哀想だと思うよりアザラシが食料としている大量の魚を想像しました。無言で死に行く魚達と、それを育む大自然。理科の授業で習った『食物連鎖』を直感する出来事でした。数時間の観察であっても是非ともお勧めしたいポイントです。


南アフリカ
SOUTH AFRICA

(上:
ペンギンのいる海岸、Cape of Good Hope


ナミビア
NAMIBIA


(上:メジロの仲間、
Fish River Canyon

ナミブ砂漠(Namib Desert


  (上:ダチョウがいました、
on the way to Namib Desert



   (上:1本の木にたくさんの鳥が群棲している、
same as the above


  (上:ナイト・サファリで観察したスプリングボック、
Namib Desert
ただし、夜のゲームドライブはお勧めできるものではありません。


  (上:トキトキという名前の昆虫)
ソススフレイ
Sossusvleiにて


(上:
アザラシの群棲、CAPE CROSS


  (上:背黒ジャッカル、
同上same as the above

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エトーシャ国立公園
Etosha national park)


  (上:エトーシャ国立公園のゲート前にある泉、
8,9aug
  確認できた動物は次の通り
  ・ ゼブラ
  ・ スプリングボックス
  ・ ワイルドビースト
  ・ オリックス


(上:ダチョウとオリックスが加わった、
sama as the above


(上:ナミビアで一番大きな鳥、
sama as the above


(上:サイ、
sama as the above


(上:キリン、
sama as the above
東アフリカの種類とは違うと思う。


(上:水を飲みに来た象、
sama as the above


  
  (上:とにかく美しい鳥だった、
sama as the above


(上:くちばしの黄色い鳥、
sama as the above


(上:しかばねをあさるブラック・バック・ジャッカル、
sama as the above


(上:この屍は、真直ぐな角からみてオリックスである、
sama as the above


(上:ライオンの雌。遠くにはダチョウがいる、
sama as the above
このダチョウの形状が、顕微鏡で見る『ミジンコ』に似ているので、1人で面白がっていた


sama as the above


(上:スプリングボック、
sama as the above


(上:ブラック・フェイス・インパラの雌、あるいは、若い雄、
sama as the above
成長した雄には角がある


(上:水牛の大群
sama as the above


(上:ハートビースト、
sama as the above


(上:ブラック・ワイルド・ビーストの群れ、
sama as the above
・ 牛の仲間


(上:ティグ・ティグがいきなり交尾をするのでバス内は大喜びだった、
sama as the above
一番小さなレイヨウが現われた


(上:ワシ、
sama as the above


(上:車に跳ねられたロバを食べていた、
on the way to okavango delta
上空をみると、数100匹の鷲が飛び回っていた。

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オカバンゴ・デルタ(OKAVANGO DELTA)


  (上:死んだ象を見た、
12 AUG


(上:フクロウがいた、
sama as the above


(上:ワシがいた、
sama as the above

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チョベ国立公園
(Chobe national park)


(上:クロコダイル大、クロコダイル小)


  (上:クドゥ)
   縦じまが特徴。雄には角がある。


(上:インパラ)


(上:猿もいた)


(上:カバが吠えた)


(上:ライオン)


ジンバブエ
ZIMBABWE

ビクトリアの滝(Victoria Falls


(上:公園の敷地内にいた、
17 aug

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マポトス国立公園
MATOBOS NATIONAL PARK


  (上:まずは猪が出迎えてくれました、
18 AUG


  (上:白サイ、
same as the above

観察・写真撮影について

 双眼鏡は必ず持参しましょう。7〜10倍でレンズが大きいものが良いと思います。高倍率のものは手ぶれを起こすだけで観察に適しません。双眼鏡で観察すれば、肉眼とは全く違う動物の姿を発見できるので自分専用のものを首からかけてください。ちなみに、私はニコンの双眼鏡を愛用しています。

 また、写真を撮りたいなら光学式300mm(6倍)以上のレンズ、および、三脚がなければ満足する結果は得られないでしょう。私の使用したカメラはニコン・クールピクス995でしたが、次回は3倍望遠レンズを持参します。今回はデジタル処理を施したものも多く、画質が良くありません。

あとがき

 私達のトラックが爆走する国道は、デリケートな大自然に毒ガスをまき散らす不毛な砂漠である。国立公園から国立公園まで10時間以上、私は自然を破壊しながら公園間を移動する。人間(白?)によって寸断された大地には鉄条網が張り巡らせれ、その内側には所有者の家畜が草をはむ。国立公園のゲートをくぐれば、そこは『野生動物』が生活しているとされるが、それは完全に鉄条網で囲まれた観光客(白と黄?)のものであり、住民のものでも動物達自身のものでもない。私は何をしに来たのか!何を楽しめば良いのか深淵な疑問が噴出する。原住民の視点に立てば、白人によって分断・遮断されたものは動物、植物、鉱物、大地、空気、時間、歴史、民族、家族を含むすべての自然だ。ここアフリカ南部の大地で発見した事実は、私自身は小さなか弱い野生動物の1つだと思っていたのに、実際は自らの愉しみのために数多くの犠牲を要求する(できる)最強動物の1つであるということだ。私は自らが破滅しないがためだけに行動する愚かかな動物にすぎない。

2002.9.25(月)
福地孝宏

 
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