このページは中学校2年理科『生物』/takaの授業記録2003です

  2年 学年末テスト返却
              
                   2004 2 23(月)
                   各教室

 ◎ テスト10日前
テスト範囲 第1分野
 ・ 教科書(下、P20〜P32)
 ・ プリント『毎日の確認』(9、10)
3学期中間テストの予告問題
原子周期表(20番まで)
アドバイス 予告問題を中心に出題されます


◎ 化学の授業で印象に残ったこと  
                    調査数: 116人
スチールウールを燃やす 27人
→ 息を吹き掛けると、赤くなり飛んだりして凄かった 16人
→ 燃やすと重くなること  11人
鉄と硫黄の化合 19人
→ 腐った卵の臭いがとても臭かった  8人
→ 失敗しないかドキドキしたけれど成功して良かった 4人
→ 火山のように赤や黒色に変化して吃驚した  3人
→ 加熱をやめても反応が続いたこと 3人
→ 加熱する部分に気をつけないと飛び出すから面白かった 1人

銅と硫黄の化合 11人
→ とても激しい反応で、硫化銅が飛び出したこと 10人
→ 加熱する部分に気をつけないと飛び出すから面白かった 1人

マグネシウムの酸化 11人
→ 光り輝いたこと  9人
→ マグネシウムが酸素を化合すること  2人
使い捨てカイロ 9人
→ 自分でカイロが作れるなんて思わなかった  5人
→ 自分で掻き混ぜると、とても熱くなったこと 4人

銅の酸化 5人
→ 色の変化が綺麗だった 5人
質量保存の法則(塩酸と炭酸水素ナトリウム) 11人
 → ペットボトルが「ボン」と音を立てて膨らんで吃驚した 8人
 → 二酸化炭素の重さを測定したこと 2人
 → 塩酸が手にかからないか心配していた 1人
質量保存の法則(塩化アンモニウムと水酸化ナトリウム) 18人
 → 泡だと思っていたアンモニアは激臭だった 13人
 → 風船が膨らんだ 5人

化学反応式の説明を聞いていたら、パズルのように分かって面白くなった 5人
化学反応式は覚えることがいっぱいで大変だった 4人
全ての物質に名前と化学式があるのに驚いた 2人
硫酸の化学反応式が何でそうなるのか疑問だった 1人
ハチのスケッチが面白かった 1人
物質を硫化させる反応はとても臭い 1人
化合させるものを変えると違う物質ができるので面白い 1人



  
  ◎ 授業の流れ
  1 赤鉛筆、問題用紙を準備する
  2 1以外の鉛筆、消しゴム、筆箱をしまう
  3 模範解答をもらう
  4 解答の説明を聞く
  5 採点された解答用紙をもらう
  6 間違えた部分を赤鉛筆で直す
  7 採点ミスがある場合、教師に申し出る
  8 質問がある場合、黒板に質問内容を書く
  9 問題用紙を持参したか点検をうける
 10 原子周期表を20番まで記入する
 11 今回のテストのポイントとなる問題の説明を受ける

  今回のポイント:水素の爆発
  原子・分子モデルを使って、水素爆発前後の分子の数を考えさせた。
  問題: 水分子10個と酸素分子3個を化合させると、水分子は何個できるか。

  考え方:
  1 水素分子10個= 水素原子20個
  2 酸素分子3個= 酸素原子6個
  3 分子がばらばらになって、組み合わせが変わり水ができると
  4 酸素原子6個はすべて使用される
  5 つまり、水分子は6個できる
  6 水分子6個に必要な酸素原子は12個
  7 だから、反応後、酸素原子8個(酸素分子4個)があまる
  

  <平均点>
   点

  <教科担任からのコメント>
  予

  ◎ Bさんのプリント


  <評価基準>
  1 自然事象への関心・意欲・態度
  2 科学的な思考
  3 実験・観察の技能・表現
  4 自然事象についての知識・理解
   B 50〜74点


  テストを終えて
  生徒を調査した結果、スチールウールの酸化実験が1番印象に残っていた。息を吹きかけた
  量に応じて鉄が赤く燃え上がることは、自分が化学変化をコントロールしている感覚を十分
  に味わえる。しかも、燃えたあとの質量が大きくなっていることは単純に驚き以上に、自分
  が酸素を化合させた感覚を体感できるからだろう。また、クラスによって(空気中で鉄が酸
  化する)化学反応式の内容を変えてたので、有意差ができてしまうのでないかと冷や冷やし
  ていたが、大丈夫だった。実験が面白いので、生徒が意欲的に学習したのだろう。
  あるクラス: 鉄+ 酸素→ 酸化鉄(Fe+ O→ FeO)
  他のクラス: 鉄+ 酸素→ 酸化鉄(Fe+ → Fe

  鉄と硫黄の化合は、古典的な実験であるが反応中の様子、卵の腐った臭いなどインパクトが
  強く、化学変化分野の導入として最適である。また、本年度の実践のように『銅』の硫化実
  験を反復することは、生徒の声「化合させるものを変えると違う物質ができるので面白い」
  からも分かるように、規則的論理的な思考に役立つと思う。
  <これまでの化学分野の授業記録>
NO. 分 類 メ モ 授業記録
1 化 合
(硫化)
化学変化の導入 実験1 鉄と硫黄の化合(硫化)
2 硫化実験の応用 実験2 銅と硫黄の化合(硫化)
3 化 合
(酸化)
『鉄』の硫化と酸化を比較させる 実験3 鉄を熱する(酸化)
4 『銅』の硫化と酸化を比較させる 実験4 銅の酸化
5 『Mg』への応用
非常に激しい酸化
実験5 マグネシウムの酸化
6 穏やかな酸化をコントロールする
スチールウール(鉄)との比較
日常生活との関連づけ
実験6 使い捨てカイロ
7 化学式
化学反応式
ゆっくりまとめる 化学変化(化合)のまとめ
8 原子周期表、原子と分子
9 その他の化合 7・8と9・10は入れ替えた方が理解度が上がる(今回はテストの関係でダメ) 実験7 質量保存の法則(アンモニアの生成)
10 質量保存の法則2(二酸化炭素の生成、硫酸バリウムの沈澱)

← 前 時
原子周期表、原子と分子

次 時 →
学年末自己評価基準

↑ TOP

[→home(C) 2004 Fukuchi Takahiro