このページはアクティブラーニングを斬る!Mr. takaによる、若手教師のためのワンポイント・レッスンです


アクティブ ラーニングを斬る!

動機、なぜこのページを開設したか
 最近、国内の教育界でアクティブ ラーニングという「カタカナ言葉」が流行っています。英語由来の造語、日本語のようですが、その正体は不明です。本来なら、この言葉を学習指導要領で使った文部科学省が定義するべきですが、できていないようです。言葉だけが先走っている、という現状から判断すると、この先も定義できないものと思われます。これから、いろいろな立場の人が定義や説明をすると思いますが、後付けは混乱を増幅させるだけでしょう。私は、現場を知らない専門家と言われる人や研究者による机上の空論が展開されるのではないか、とあやぶんでおります。

 教育現場で汗水を流している教職員が、彼らの言葉にいちいち対応することは危険です。混乱に陥るだけです。私は、この一語に揺れる日本の教育界を危惧し、この項目を立ち上げました。ページの表題「アクティブ ラーニングを斬る!」とは、現在行われている教育活動の中から、これに当てはまるものを切り出す、といいう意味です。該当するものを確定していく、という意味です。

目的、および、目的を達成する方法
 このページの目的は、教職員の不安をなくすことです。カタカナ言葉に怯えないようにすることです。「これは学習指導要領に示されたアクティブ ラーニングの1つである」と自信を持って言い切ることができれば、先生方はこれまでの教育活動を充実させるだけで良いことになります。
 その方法として、これまでの教育活動の中に、すでにたくさんのアクティブ ラーニングが行われていることを示します。言葉が丸投げされている間に、現場の実践を示しましょう。実践例の積み上げによって、 これまでの教育活動を充実させるだけで良いことが明確になるはずです。

 もう1つの目的は、このページの趣旨と志を同じにする人の力が集まり、今回の間違いが訂正されることです。一度出してしまったものは訂正しない、というお役所体質の改善が目的です。この目的の達成はできなくても、将来、お役所によって同じような過ちがおこなれた時、過去の資料として速やかにこのページを利用して頂ければ幸いです。上記に目的のために本ページを利用して頂く場合は、どうぞご自由にお使いください。もちろん、リンクを張ったり出典を明記したりするなどの配慮をお願いします。

初掲載 2016年11月22日
福地孝宏

目 次
1 アクティブ ラーニングって何?
(1)おそらく実態はこうだろう
(2)ネット検索で、初めに出てくるもの
(3)アクティブを調べてみると
(4)ラーニングを調べてみると
(5)正体が見えました
(6)私から3つのお願い

2 私の実践例
(1)自分の考えを板書する
(2)舌で味を確かめる(体験学習)
(3)個人で実験をする
(4)班で実験をする(グループ・ワーク)
(5)子どもと会話しているような授業
(6)生徒が教壇で教える
(7)教科書にない問題を考える
(8)先生を困らせる質問をする
(9)発見学習
(10)問題解決学習
(11)調査学習
(12)グループ・ディスカッション
(13)ディベート
上のこの色の語句は用語集(中央教育審議会、2012年)で示されたアクティブラーニングの例

3 大学をアクティブにする方法
 実践方法に興味ある方はご一報ください。
 現在、単行本として世の中に出せるように執筆中です。講演もいたします。

みんなでつくる生きた授業、学校、教育、文化、社会、自然

↑ TOP


home]

(c) 2016 fukuchi takahiro