このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 1年(2013年度)です

第4時
観察4: ツツジの花、種子植物の分類

     2013 4 24(水)雨
     第1理科室
     昨年度の実践『観察6 ツツジの花のつくり

はじめに
 今日は瑞穂公園に出かけて野草観察をする予定でしたが、あいにくの雨。予定を変更して「ツツジの花の観察」および「種子植物の分類」を行いました。この授業プログラムは昨年と同じなので、詳細は『観察6 ツツジの花のつくり』をご覧ください。このページはごく簡単なもので、いくつかの変更点(種子植物の分類)と生徒の学習プリントを掲載します。なお、今年のツツジの花はあまり咲いていないので、5クラスで私が準備したツツジを使わせました。


上:授業残り5分で、本時の感想・発見・疑問を記述する生徒


1 ツツジの花を調べるポイント

上:ツツジの花を調べるポイントを示した板書

主なポイント
(1)花は中心から順に「めしべ→ おしべ→ 花弁→ がく→ 苞→ 総苞」という
(2)めしべの先端は五角形の柱頭、末端は毛が生えた子房
(3)めしべの「子房」が切れてしまった時は、セロハンテープで添付する時に修復する
(4)おしべは10本
(5)花弁は5枚が合体して1枚になっているので、「合弁花」という
(6)がくも花弁と同じように5枚が合体している
(7)はべたべたしており、つぼみを昆虫から守る
(8)総苞は観察できない


上:実習風景

右:Aさんの学習プリント

.

2 種子植物の分類
 これまでに学習した植物を中心に、種子植物を分類します。昨年度と違う点は、植物例に「科」を追加したことです。科を「・・・の仲間」と指導することで、いくつかの仲間が含まれていることを示すことができるからです。

 被子植物   双子葉   合弁花   タンポポ(キク科)、ツツジ(ツツジ科)
 離弁花   フジ(マメ科)、アブラナ(アブラナ科)
 サクラ(バラ科)2012年カラスノエンドウ(マメ科)1999年
 単子葉   チューリップ(ユリ科)、イネ(イネ科)、ノゲイヌムギ(イネ科)2012年
 裸子植物   マツ、イチョウ、スギ、ソテツ

※一般に、上にいくほど進化した形態を持っている


上:B組での板書

3 生徒の学習プリント

上:C君の学習プリント


上:D君の学習プリント


上:E君の学習プリント


上:合同授業を行った特別支援学級F君の学習プリント


授業を終えて
 これまでに調べた3つの花、フジタンポポアブラナはいずれも難しかったので、よい復習になったのではないか、と思います。また、特別支援学級の生徒は、初めての合同授業に良くついてきました。高い学習意欲と成果に感心しました。

関連ページ
・ 観察6 ツツジの花のつくり
 1年(2012年)
・ 観察1花のつくり(つつじ) 1年(2002年)
・ 観察5花のつくり 1年(1999年)
・ 科学的なスケッチの描き方若手教師のためのワンポイント・レッスン
・ ルーペや顕微鏡の使い方 (同上)

実践ビジュアル教科書『中学理科の生物学
 第1章 生命とは何か   観察の基礎  p.20
 第5章 花と植物  花の構造とはたらき
 ツツジの花の観察
 p.88
 p.89

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観察3 花の一生(種子植物アブラナ)

→ 第5時
観察5 瑞穂公園の野草

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