このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 2年(2017年度)です


理科の授業記録
(年間スケジュール)
中学
2年 2017年度

はじめに
 このページは名古屋市立萩山中学校 教諭 福地孝宏の授業記録(年間スケジュール)です。公開目的は次の3点です。
(1)現場でしか得られないメモを残し、教育関係者に役立ててもらう
(2)保護者に安心して頂き、一層のご理解とご協力をお願いする
(3)人類の教育活動の一助となる

 さて、このページは年間スケジュールだけなので、面白いものではありません。理科の授業を楽しみたい方は、写真2000枚でつくられた別ページ『中学校理科の授業記録(約700ページ))』をご覧ください! また、実際の本を手に取ってみたい方は、私の著書『実践ビジュアル教科書』がお勧めです。自然を丸ごと学べるように書かれています。理科が好きな方はもちろんのこと、嫌いな方も是非どうぞ。私が撮影した写真約3000枚(4册合計)を中心にしたビジュアル系の本です。もちろん、しっかりした骨組みができていることは、このページからわかると思います。

 ご意見、ご質問もお待ちしております

2017年度の実践について
 今年度も4つの分野からできています。順序は生物『動物』→化学『原子•化学変化』→地学『気象』→物理『電流•磁界』、授業時間数は25(生物)•21(化学)•18(地学)•25(物理)です。1年間の合計時間数、89時間は文科省が示した140時間よりかなり少ないものですが、復習の時間をのぞていることの他に、学校行事•定期テストの時間があるからです。これは本校に限ったことではなく、他の学校でも同じです。ご安心ください。時間があることに越したことはありませんが、文科省が示した内容は、どの学校でも同じような時間で十分にできています。

 なお、以下の通し番号は86番までになっていますが、それは私が学習プリントに間違えてしまったからです。この記録は、実際に配付した学習プリントの番号を優先しています。

資 料
 各分野ごとに、学習プリント(pdf)を掲載しました。
生物: 動物→ 化学: 原子•化学変化→ 地学: 気象→ 物理: 電流•磁界

備 考
 赤字は実習中心(実験•観察•観測•スケッチ•作業)、あるいは、実習がとてもインパクトがある授業です。

生物学 動 物  →学習プリント原稿

顕微鏡を使った細胞の観察
1 観察1 動物とは何か、ヒトのほおの内側の細胞
2 観察2 動物と植物の細胞の比較
3 観察3 いろいろな植物の細胞
4 観察4 水中の微生物を単細胞生物と多細胞生物に分類する

ヒトのからだ@ 消化器官
5 観察5 ヒトの消化器官
6 観察6 ヒトの消化液と消化酵素
7 実験7 だ液のはたらき
8 観察8 ヒトの主な吸収器官

ヒトのからだA 循環器官
9 観察9 水や物質の循環システム、血液の成分
10 観察10 心臓と2つの循環経路
11 観察11 メダカの尾びれの毛細血管

ヒトのからだB 呼吸(肺)、肝臓、じん臓
12 観察12 ヒトの外呼吸と内呼吸
13 観察13 体をつくる材料を管理する肝臓
14 観察14 じん臓のはたらき

ヒトのからだC 感覚器官
15 観察15 ヒトの感覚器官@ 目
16 観察16 ヒトの感覚器官A 耳
17 観察17 ヒトの感覚器官B 鼻、舌、皮膚

ヒトのからだD 運動器官(神経、骨、筋肉)
18 観察18 中枢神経(脳とせきずい)
19 観察19 神経系、実験:落下する定規をつかまえよう
20 観察20 骨、筋肉、観察:ヒトの歯
       生活とからだのつくり(草食動物•肉食動物)

いろいろな動物の分類、進化
21 観察21 動物のなかま、生物の系統樹
22 観察22 セキツイ動物と水
23 観察23 乾燥イワシの解剖
24 観察24 いろいろな動物の各部の名称(バッタ、エビ、イカ)
25 観察25 生物の進化

化 学 原子・化学変化  →学習プリント原稿

原子、元素周期表、化学式
26 実習1 チョークはどこまで小さくなるか、純物質(単体•化合物)
27 実習2 元素周期表、希ガス・金属
28 実習3 いろいろな物質をつくろう(化合物のつくり方)
29 実習4 いろいろな物質をつくろう

化学反応式
30 実験5 鉄と硫黄の化合
31 実習6 分子、 おもな分子の分類(単体•化合物)
       物質の分類(混合物•純物質)
32 実習7 化学反応式のつくり方

酸化、定比例の法則
33 実験8 鉄を空気中で加熱する
34 実験9 Mgの酸化
35 実験10 Cuの酸化
36 実習11 定比例の法則

還元、硫化
37 実験12 酸化銅の還元
38 実験13 銅と硫黄の化合

熱分解、電気分解
39 実験14 酸化銀を加熱する
40 実験15 炭酸水素ナトリウムを加熱する
41 実験16 水の電気分解
42 実験17 有機物の燃焼

質量保存の法則、熱の出入り
43 実験18 質量保存の法則
42 実験19 化学変化は、必ず熱が出入りする
43 実験20 吸熱反応(化学変化)
44 実験21 化学実験アラカルト

 
地 学 気 象  →学習プリント原稿

導入、大気と風
45 観測1 天気の記号
46 観測2 風向・風速
47 観測3 大気圧と風

水蒸気と湿度、気温
48 観測4 手作り湿度計で湿度を求めよう
49 観測5 湿度100%の model図
50 観測6 飽和水蒸気量の変化と湿度
51 観測7 気温(エネルギー)の model図
52 実験8 露点の測定
53 観測9 気温と湿度の関係
54 観測10 地球のいろいろな水

気団、季節風
55 観測10 空気の圧縮、断熱膨張、ペットボトルロケットによる実験

56 観測11 日本の四季をつくる4つの気団
           季節の変わり目にできる停滞前線
57 観測12 シベリア気団による冬の季節風
          小規模な低気圧による海陸風  

温帯低気圧、台風(熱帯低気圧)
58 観測13 2つの前線(寒冷前線、温暖前線)
59 観測14 雲を10種類にわける(世界規準)
60 観測15 よく見かける温帯低気圧、低気圧が近づいた時の天気予報
61 観測16 台 風
62 観測17 大気の大循環


物理学 電流、磁界  →学習プリント原稿

導入、電子に触れる
63 実験1 電気,電流って何?、ストローの静電気
64 実験2 誘導コイル、バンデグラフ

電圧
65 実験3 乾電池の電圧を測ろう
66 実験4 豆電球1個の回路
67 実験5 いろいろな回路にかかる電圧
68 実習6 電圧の理論

電流
69 実験7 電流計で電流を測る
70 実験8 回路を流れる電流

オームの法則、抵抗
71 実験9 電圧と電流の関係
72 実験10 オームの法則
73 実習11 オームの法則

74 実験12 電子の気持ちで考える合成抵抗

電力、熱量(ジュールとカロリー)
75 実習13 3種類の電熱線

76 実験14 電気で湯を沸かす(ジュールの実験)
77 実験15 熱エネルギー(熱量、カロリー)の計算
78 実習16 2つの熱量の関係

電流•磁界•力
79 実験17 磁界(磁石がつくる空間)
80 実験18 電磁石を作ろう
81 実験19 コイルがつくる磁界
81 実験19 直線を流れる電流がつくる磁界
82 実習20 右手の法則
83 実験21 左手の法則(電気ブランコの実験)
84 実習22 左手と右手の法則
85 実験23 モーターをつくろう
86 実験24 磁界を動かして電流をつくる、直流電流と交流電流

年間カリキュラム(シラバス)について
 私の授業は教科書の順序にしたがっていません。学習項目を細かく分解し、子どもがスムーズに学習できるように、また、自然の本質に迫ったり面白さを体感できるように再構築しているからです。

 次に、再編成している理由を簡単に紹介します。

 現在、日本で理科の教科書をつくっている出版社は5つです。本来なら、すべの出版社は文科省の指針に沿った独自のカリキュラムで編纂すべきです。しかし、同省の検定に合格するためには、示された通りの順にしておくことが無難です。

 私はほぼ10年毎に行われる学習指導要領の改訂のたびに、時間がゆるすかぎり現場教師の立場から分析し、問題点を指摘しています。平成33年度から中学校で完全実施される次の改訂では、当初『アクティブラーニング』を中心にしようとしていましたが、私を含めた勇気ある方々の声によって取りやめになりました。そのことを知らない一部の団体や先生は、いまだに『アクティブラーング』という言葉を使って、これからの義務教育のあり方について語っています。文科省の影響力はとても大きく、弊害もそれに合わせて大きいのです。

 次の改訂では、中学理科の生物分野で大きな変更があります。それは植物と動物の垣根をとりはらったカリキュラム編成をしていますが、これは重大な失敗である、と思います。大学レベルの学生に教えるなら問題ありませんが、中学生の学習段階には不適切です。現場の先生なら、私と同じ感想をすぐに述べられると思います。研究者ではわからない問題があると思いますので、同じ失敗を繰り返さないために記録、時間が許せば後日、別紙面で紹介したいと思います。

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